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スポーツ
2021年2月23日(火)8:59

世界王者へ挑戦始まる/全日本新人王・狩俣さん

念願のタイトル獲得


全日本新人王ライトフライ級タイトルを獲得した狩俣さん=21日、東京の後楽園ホール(写真提供・三迫ジム)

全日本新人王ライトフライ級タイトルを獲得した狩俣さん=21日、東京の後楽園ホール(写真提供・三迫ジム)

 宮古島市出身で、宮古総合実業高校卒の狩俣綾汰さん(25)が21日、世界への登竜門と称される全日本新人王戦のライトフライ級を制した。念願の全日本新人王のタイトルだが、「少しは故郷に恩返しができたと思うがこれは第一歩」と決して気を緩めない。ずっと夢見てきた世界王者への挑戦は始まったばかりだ。

 高校時代は、元WBC世界フライ級王者の比嘉大吾と共に汗を流してきた。その背中を追い続け、「ようやくだが、スタートラインに立てた」と話す。盟友が登り詰めた世界の頂への憧れを強くにじませた。

 それ故か新人王戦の戦いぶりには反省しきり。「相手に倒れてくれという思いが強く出たことで何度も大振りをしてしまった」と振り返る。「常に落ち着いて試合を組み立てなければならないのに、冷静さを欠いていた」と強打に頼った試合の展開を悔やんだ。

 ただ、「勝てたことは本当に良かった」と自身に及第点を与える。「負けて反省するのと、勝って反省するのとでは大きな違いがあるので」と話し、プロの世界で勝ち残れたことに胸をなで下ろす。その上で「今回のような試合をしていたら上では通用しない。この点をしっかり押さえながらこれからの練習に取り組んでいきたい」と前を向いた。

 あくまで目標は世界の頂点だが、「これまで通り会長とトレーナーを信じてやり抜くだけ。目の前の試合に全力で挑んで結果を出していけば、それ(世界)が見えてくる」と語った。

 自身の活躍が島の後輩たちにとって「少しでも励みになれば」とも願う。「挑戦するのは勇気がいることだけど、後悔しないように進んでほしい。挑戦することの大切さを証明する意味でも、僕自身も試合で勝ち続けたい」と決意した。


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