05/14
2024
Tue
旧暦:4月7日 仏滅 戊 
社会・全般
2021年3月9日(火)9:00

ワクチン先行接種始まる/宮古病院医療者500人対象

本永院長「特に痛みはない」/新型コロナ


第1号としてワクチンを接種した本永院長(右)=8日、宮古病院

第1号としてワクチンを接種した本永院長(右)=8日、宮古病院

 宮古島市で初となる新型コロナウイルスワクチンの医療従事者への先行接種が8日、県立宮古病院で始まった。同病院では約450~500人の職員が対象で、今後3週間程度で希望する全職員に接種する計画だ。同病院以外で対象となる医療従事者についてはきょう9日にも宮古島徳州会病院、地区医師会と話し合いが行われ、分配量が決まるとみられる。

 ワクチン接種に先立ち、問診が行われ、体温や現在の体調、アレルギーの有無などについて丁寧に聞き取りし、最後に希望するかの確認を経て、接種が行われた。接種後は副反応がないか経過観察のため、15分ほど待機した。この日は約3時間で40人の職員に実施した。

 宮古病院では接種後の経過観察や副反応が出た場合なども考慮し、1日に接種する職員を絞って対応。希望する職員が受けるまで約3週間の日程を見込んでいる。

 宮古圏域で先行接種の医療従事者等に該当するのは多良間村含め約1600人。陽性者と接触する可能性がある市職員、救急隊員なども含まれる。

 最初に接種を受けた同病院の本永英治院長は「注射は特に痛くもなく、インフルエンザの予防接種と同じと感じる」と話した。

 また、「今回のワクチン接種は新型コロナに対する人類の効果的な予防対策の一つで、それを受けたことは良かった」と話し、1月末ごろに島内で感染が拡大したこと踏まえて、「島内での拡大で大変な思いをした。私たちは感染した患者を直接診てきたが、自分たちが感染するリスクは高かった」と振り返った。接種を受け、職員がより安心して医療行為が行える状況になったとした上で、「自分を守るということは同時に家族、地域の高齢者、免疫の落ちた患者も守れる」と強調した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年5月7日(火)9:00
9:00

宮古馬、ビーチで啓蒙活動/観光客らに事故防止呼び掛け

下地与那覇の前浜ビーチで5日、宮古馬を同伴した水難事故防止活動が行われた。宮古島署地域課、市地域振興課の職員ほか、宮古馬2頭、馬の飼育員が参加し、観光客や市民にライフジャケットの適正着用などが記されたガイドブックを配布して海での事故防止を呼び掛けた。

2024年5月7日(火)9:00
9:00

「 また絶対来たい 」/思い出とともに帰路へ

連休最終日・宮古空港 最大10連休となった今年の大型連休は6日、最終日を迎え、宮古空港はUターンラッシュのピークとなった。南国の自然を満喫した観光客や里帰りした人たちが、大きな荷物と思い出を土産に帰路に就いた。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!