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産業・経済
2011年1月28日(金)9:00

高欄にシルバー色選定/伊良部大橋修景委

親柱は大橋ゲート付近を要望


大橋の高欄の色はシルバー色に選定された(完了イメージ図)

大橋の高欄の色はシルバー色に選定された(完了イメージ図)

 伊良部大橋修景検討委員会(委員長・池田孝之琉球大学教授)の第2回委員会が27日、県宮古合同庁舎で開かれた。大橋の両側に設置される高欄の塗装に使われる三つの色の最終案を検討した結果、シルバー色を選定した。伊良部側の親柱は海中道路先端付近で計画されていたが、委員らは、大橋ゲート付近の設置案を要望した。3月17日に開かれる最終委員会で正式に決定される。


 この日の委員会では、第1回委員会の議事録を確認した上で、事務局が▽橋梁用車道用防護柵(高欄)の色彩▽誘導照明▽親柱デザイン-などを説明し意見を求めた。

 高欄は腐食に強いアルミニウム製。色彩ではブラウン色、シルバー色、ステンカラーの3案が示された。

 事務局は「大橋の背景の色は、時間や季節によってさまざまな色に変化することから、無彩色のシルバー色が最も宮古島の周辺環境になじみやすい」と推奨した。

 委員らは意見を交わした結果、全会一致でシルバー色を選定した。この色は、池間大橋などの高欄に採用されている。

 親柱のモチーフには、宮古本島久松側が「久松五勇士」、伊良部側が「サシバ」と「カツオ」。

 砂川玄正委員は「久松ハーリーではサバニ2隻を使用し、伝統の獅子舞が悪霊を取り払い清めている。久松側の親柱には、サバニ2隻と獅子舞をモチーフにした方が良い」と提案した。

 誘導照明では、高欄の支柱に反射板を設置する案や両路肩に反射板を設置する案などが出た。反射板を使用する案と中柱が発光する案の組み合わせでは、ドライバーらの見通しが良くなるということで意見は一致した。

 委員からは「高欄に宮古伝統の踊りなどは表現できないか」、「大橋は長いから中柱をいくつか立て、中柱を通過するたびに、向こう側までの距離が分かる工夫はできないか」、「両路肩に宮古上布などの模様はできないか」などといった意見があった。

 伊良部大橋 伊良部島と宮古本島を結ぶ離島架橋。橋梁と海中道路を併用した構造。総延長4310㍍。このうち本橋部が3540㍍。取付橋梁170㍍、海中道路は伊良部側に2本あり計600㍍。橋の幅は8・5㍍あり、3㍍車道が2車線、1.25㍍の路肩が左右に整備される。2013年3月に完成予定。総事業費320億円。


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