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社会・全般
2011年1月28日(金)9:00

「一杯の代償」の重さ認識/交安協など主催

飲酒運転根絶に誓い


講和に耳を傾ける参加者ら=27日、市中央公民館

講和に耳を傾ける参加者ら=27日、市中央公民館

 飲酒運転根絶に向けた講演会(主催・県交通安全協会連合会など)が27日、市中央公民館で開かれた。飲酒運転撲滅の会の真栄田絵麻さんが、飲酒運転による死亡事故で母を失った苦しみや悲しみを吐露した。各関係団体から約200人が参加し、根絶への誓いを新たにした。「家庭、職場、地域において飲酒運転を許さない環境をつくる」などとした宣言文を採択した。


 真栄田さんは12歳のときに母を失った事故を振り返り、「言葉で言い尽くせない苦痛を味わった。人生や家族の絆、夢や希望が失われた」と涙ながらに語った。

 県交通安全協会連合会の大久英助さんは、飲酒運転の実態とアルコールの知識について講話。「アルコールを分解する時間は、少し寝たり、運動したことでは変わらない。誤った知識を持たないでほしい」と強調した。

 宮古管内の2010年の飲酒運転検挙数は、前年の約2倍となる112件。県全体では2644件で全国ワースト3位となっている。

 講演会は県飲酒運転根絶条例の趣旨・目的を浸透させ、根絶に向けた意識を啓発することが目的。県内各地で開催されている。

 地区交通安全協会の宮里敏男会長は「宮古の飲酒運転は増加した。意識の高揚を図り、根絶運動に役立てていこう」とあいさつした。

 宮古島警察署の島袋令署長は「1杯の代償の重さを理解し、それぞれの立場で飲酒運転を許さない活動をしよう」と呼び掛けた。


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