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産業・経済
2021年6月1日(火)9:00

キビ農家に恵みの雨/城辺、2日間で100ミリ弱

畑へのかん水は一時休止/宮古島地方


30、31両日の雨で一部が冠水したサトウキビ畑=31日、市城辺

30、31両日の雨で一部が冠水したサトウキビ畑=31日、市城辺

 少雨傾向にある宮古島地方で30、31日の2日間で50ミリを超える降水量(平良下里)を観測した。城辺では97ミリとまとまった雨が見られた。干ばつによる被害の拡大が懸念されていたサトウキビ生産農家にとっては「恵みの雨」に。各地で実施されてきたかん水作業は一時的に休止となる。ただ、干ばつの解消には至っていないという見方が大勢だ。断続的な雨が期待される。

 気象台によると、30日午前0時から31日午後5時までの市内の雨量は、▽平良下里55・5ミリ▽同鏡原90ミリ▽城辺97ミリ▽下地島48・5ミリ-と各地でまとまった降水量が観測されている。

 この雨で、サトウキビ畑を対象とするかん水は一時的に休止している。宮古本島内ではすでに500台以上の申し込みがあるが、数件のキャンセルが出始めている。ただ、多くの農家はキャンセルせずに保留しており、今後の天候を様子見しているものとみられる。

 この2日間の雨にサトウキビ農家は一様に安堵(あんど)している。平良地区さとうきび生産組合の池間信夫組合長は「梅雨時期に干ばつというあり得ない状況が続いていたので、今回の雨で一安心している。まさに恵みの雨で、畑を潤してくれた」と喜んだ。その上で「雨がもう少しあればさらに良い。今後にも期待している」と話した。

 下地地区さとうきび生産組合の前組合長の川満省三さんも「今回の雨はありがたい。ずっと欲しかっただけになおさらだ。サトウキビの成長にとっては最高の雨になった」と話した。

 糖業関係団体も今回の雨には胸をなで下ろす。製糖工場の担当者は「やはり自然の雨は大きい」とほ場に満遍なく水が行き渡る雨の力を強調した。ただ、「今回の雨で干ばつの解消とは言い切れない。今後、こうした雨が断続的に降ることを期待したい」と話した。

 宮古島地方では、3月から降水量が平年値を下回る状況が続いている。特に4月以降は少なく、5月下旬にかけての降水量は城辺と多良間以外、平年の10~20%しか降っていない。

 こうした状況を受けて市は干ばつ対策を実行している。トラック1台当たり4300円かかるかん水費用のうち2300円を市が負担し、かんがい施設未整備地区の農家にかん水を行うよう呼び掛けている。


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