12/06
2025
Sat
旧暦:10月17日 友引 己 
産業・経済
2021年6月9日(水)8:59

農作物の盗難防止を/就農青年ク連絡協

防犯パトロールで訴え/マンゴー生産者ら参加し


パトロール出発を前に「ガンバロー三唱」を行う参加者=8日、県宮古合同庁舎

パトロール出発を前に「ガンバロー三唱」を行う参加者=8日、県宮古合同庁舎

 2021年度農業生産に係る一斉防犯パトロール(主催・宮古地区就農青年クラブ連絡協議会)が8日、宮古島一円で行われた。パトロールに先立ち県宮古合同庁舎で出発式が開かれ、パトロールを通じて農作物盗難防止と農家への防犯意識向上につなげることに意気込みを示し「ガンバロー三唱」を行った。

 同パトロールは、マンゴーなど栽培した農作物が盗難される被害が生じている現状を踏まえ、地域の農家が安心して生産できるより良い環境づくりを目指すとともに、生産農家に対し防犯意識の向上と啓発を図ることを目的に2009年から実施。同協議会が宮古島マンゴー研究クラブや宮古島警察署などの協力を得て、毎年マンゴーの収穫最盛期を前にしたこの時期に実施している。

 出発式で同協議会の田村快会長は「農産物などの盗難防止は農家個人個人が一人でできるものではない。地域の目が一体となって防犯活動を行うことが不可欠」とした上で、「この防犯パトロールで盗難を抑止し、そして地域住民の農業に関する理解が深められることにつながるよう、会員一同頑張っていきたい」と意気込みを語った。

 マンゴー生産者を代表してマンゴー研究クラブの重田康行会長はパトロールに協力する関係者に謝意を示し「防犯の目を育てて、防犯の輪をどんどん広げ、盗難防止ができていければと思っている」と語った。宮古農林水産振興センターの砂川喜信所長は「盗難被害がなくなるよう日ごろから防犯に努めていこう」と呼び掛けた。

 出発式には宮古島警察署の田場義浩署長と宮古島地区防犯協会の前川尚誼会長が来賓として参加した。

 今回の防犯パトロールは平良北、平良南、上野、下地、城辺の5地区で実施された。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!