12/06
2025
Sat
旧暦:10月17日 友引 己 
政治・行政
2021年6月11日(金)8:58

事業者支援枠を拡充/市コロナ経済対策

低所得層給付金は2億7000万円


事業者応援助成金対象事業者(案)

事業者応援助成金対象事業者(案)

 市が、新型コロナウイルス感染症に係る経済対策を拡充する。事業者応援助成金として5000万円を予算化し、条件を満たす事業者に1店舗当たり一律10万円を配る方針だ。支援枠を大幅に広げており、食堂や喫茶店、映画館やボウリング場、学習塾なども対象に加えた。さらに低所得者支援給付金として2億7000万円を計上。1人当たり2万円を給付する。関連する予算案を市議会6月定例会に提出しており、認められれば即実行に移す。

 事業者への給付金は昨年も2度実施しているが、対象事業枠が宿泊、飲食、マリン、レンタカーなど観光関連に絞られていた。給付金も「1事業者当たり」という一定条件があった。

 今回は事業の内容を拡充し、支援する業種の枠を広げた。これにより、食堂やレストラン、土産品店、クリーニング店、美容室、理容室、ゲームセンターなど従来と比べて幅広い事業者に救済の手が伸びる。給付金を支給する対象も、「1店舗当たり」に見直す。

 ただ、市が県分に上乗せして出す営業時間短縮要請協力金や、市の家賃支援助成金(第2弾含む)を受給している事業者は原則として支援対象外となる。

 市は、議会の議決を前提に、7月上旬には申請の受け付けを開始する。手続きが整い次第、順次支給する方向で準備を進める。

 一方、低所得者層への支援も実施する。座喜味一幸市長の公約を反映した単独事業で、18歳未満の子がいない非課税世帯の市民に1人当たり2万円を給付する。対象世帯数は1万1880世帯で、対象者は1万3885人を見込む。

 市は早急に支給システムを構築する。関連予算が議会を通れば、8月中には申請書類を対象世帯に送って支給の手続きに入る。

 事業者応援助成金および低所得者支援給付金に係る事業費は、いずれも一般財源で工面する。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!