通行止めが解除され次々と車が行き交った＝24日午後、伊良部大橋

　台風６号が宮古島地方から遠ざかり、暴風警報が解除されたことに伴い24日午後、伊良部大橋、来間大橋、池間大橋の通行止めが解除された。21日午前９時から通行止めとなっており、77時間ぶりに解除された。午後２時ごろ、ゲートを開くと、次々と多くの車が大橋に乗り入れていった。

　伊良部大橋では解除されると平良側、伊良部島側から自家用車や観光客と見られるレンタカー、業務用車両などが次々と大橋を渡って行った。

　３日以上、缶詰状態となっていた伊良部島の住民らも安堵（あんど）の表情を浮かべていた。休業や時短営業を余儀なくされたというＡコープさらはま店では買い物客が次々と訪れていた。従業員は「22日は11時から２時まで、23日は休んで、きょう（24日）は10時に開けた。長かったけど、停電がなかったので良かった」と話した。商品が多少品薄になったが大きな影響はないという。

　ガソリンスタンドの従業員は「３日間休んでいた。きょうから開けた。通常日曜日は休業だけど、あすは営業するつもり」と話した。建設現場の作業員は「橋が通れなかったので４日ぶりに現場に来た。台風対策はしてあったけど、気掛かりだった」と話した。