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社会・全般
2021年7月30日(金)8:59

感染者1000人超える/新型コロナ

ワクチン接種後も感染対策を


ワクチン接種後も感染防止対策の徹底が必要(資料写真)

ワクチン接種後も感染防止対策の徹底が必要(資料写真)

 宮古島市での新型コロナウイルス感染者数の累計が29日、1000人を超えた。県内では感染爆発となっており、宮古島市でも依然として感染者が確認されている。新型コロナウイルス感染症対策の「切り札」とされるのがワクチンの接種だ。宮古島市では4月から65歳以上の高齢者への接種がスタートし、2回目の接種を完了しているのは77・1%と高い水準となっているが、2回目接種後でも新型コロナには感染するため、医療関係者は「接種後も引き続き感染防止対策」を行うよう呼び掛けている。


 ワクチンを2回接種しても効果が出るまでには2~3週間かかるといわれているほか、接種したからといって新型コロナウイルスに感染しないわけではない。効果は感染しても発症や重症化のリスクを減らすというもので、接種後も引き続き感染防止対策が必要だ。

 厚生労働省では最も高い発症予防効果が得られるのは、2回目を接種してから7日程度たって以降。また、ワクチンを2回接種した場合の有効率は約95%と報告があり、100%の発症予防効果が得られるわけではないと説明している。

 しかし、宮古島市内では2回目の接種を終えた人たちの中で、「安心感」からかマスクを着用しないで活動するなど感染防止対策がおろそかになっている姿が見られるようになっている。

 市内でもワクチンを2回接種した後に感染が確認されたケースもあることから、きしもと内科医院の岸本邦弘医師は「これまでの感染経路は若い人から高齢者が多かったが、これからはワクチンを接種した人から未接種者になる可能性がある」と警鐘を鳴らした。

 「接種が済んだ人は感染しても無症状で知らないうちに自分が感染源となる。感染リスクはゼロではない。実際に、接種後の両親から子どもが感染した事例もある。また、12歳未満はワクチンを打てない。ウイルスは人との接触で感染する。一緒に生活する人や大切な人を守るためにも接種したから安心ではなく、これまで通りエチケットやマナーとしてマスク着用、手指消毒などを徹底してほしい」と強調した。


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