05/04
2024
Sat
旧暦:3月26日 仏滅 戊 
教育・文化
2021年9月16日(木)8:58

狩俣小で「海プロジェクト」/大学生も参加

地元の魅力探り発信へ


インタビューする人、される人、見守る人に分かれて行われた総合的な学習の時間=15日、狩俣小

インタビューする人、される人、見守る人に分かれて行われた総合的な学習の時間=15日、狩俣小

 狩俣小(松原伸一校長)は15日、地元の伝統漁「追い込み漁」などを学び発信しながら、地元への愛着心を育もうと同校で「狩俣海プロジェクト」を実施した。児童たちが船釣りを体験したほか、漁師へのインタビューを想定し、その仕方や方法を学んだ。教員を目指す県外の大学生も参加。児童たちと一緒になって狩俣の魅力を探った。

 総合的な学習の時間を利用して5、6年生9人が参加した。児童たちはDVDで追い込み漁の様子を鑑賞した後、3人一組になって▽釣り体験の感想▽船に乗船して感じたこと▽今回の体験で一番印象に残ったこと-をインタビューしたり答えてもらったりした。

 インタビューされた男子児童(5年)は、「魚が多くいて、すぐに餌が奪われた。風が強く、思ったより船が揺れた」と答えた。

 一番印象に残ったことは「魚が全然釣れなかったこと」と残念そうに話したが「釣れたらきっとうれしくなる」と釣りの魅力に触れた様子だった。

 指導した福井大学連合教職大学院の福島昌子教授は「インタビューはおしゃべりではなく、対話」「漁師からしか聞けないことを質問して」などとアドバイスした。

 同校の下地美和子教頭は「主体的、探究的な学びを深めることができる。実際に行われる追い込み漁の見学につなげていきたい」と意義を話した。

 同校によると、参加した大学生や教授らは事前にPCR検査を受け陰性を確認したほか、マスク着用などコロナ感染症対策を十分に講じた上で実施した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年5月3日(金)9:00
9:00

各施設で子供無料、半額 大型連休きょうから後半

児童福祉週間 きょう3日から大型連休の後半がスタートする。6日まで4連休となり、各空港は混雑するほか、島内各地の行楽地では観光客に加えて地元の家族連れらでにぎわいそうだ。 厚生労働省では、子どもや家庭、子どもの健やかな成長について国民全体で考えることを目的に毎…

2024年5月3日(金)9:00
9:00

大輪の花で歓迎/観光客の撮影スポットに

下地のヒマワリ 国道390号の与那覇湾上地護岸沿いに植えられたヒマワリの花が咲き誇り、通りを行き来する観光客の目を楽しませている。初夏の青空が広がった1日午後、心地よい風に揺れる黄色の大輪の花に誘われて、多くの観光客がヒマワリと一緒に記念撮影をする光景が広がっ…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!