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環境・エコ
2011年2月26日(土)9:00

E3持続可能な供給を/宮古島プロジェクト合同委

12年度、走行車両3000台へ


会議では事業の進ちょく状況などが報告された右は奥島室長=25日、下地農村改善センター

会議では事業の進ちょく状況などが報告された右は奥島室長=25日、下地農村改善センター

 2010年度第2回宮古島プロジェクト推進委員会合同会議が25日、下地農村改善センターで開かれた。同会議で、エコ燃料実用化地域システムについて、りゅうせきバイオエタノールプロジェクト推進室の奥島憲二室長は「糖蜜からのエタノール製造過程で、有価成分を抽出し、ポリフェノールなど生理活性成分の商品化などを含めた複合的な事業を展開することで、持続可能なE3、E10を普及させなければならない」と事業全体の展望を述べた。


 また「今年度はE3燃料の実車走行車両数の目標を2000台とし、来年度は3000台まで伸ばしたい」と全島E3化に向けての取り組みを説明した。

 糖蜜からバイオエタノールを精製する過程で発生する発酵残さ酵母や蒸留残さ液の利活用について、農家などと協力し効果を検証している。

 奥島室長は「ホウレンソウやチンゲンサイなど葉野菜については09年度の研究で、10倍に稀釈した蒸留残さ液を与えると生育にかなり良好な効果があった」と発表した。

 さらに、畜産についても現在、発酵残さ酵母の飼料化について検証中で「酵母飼料でのブランド豚の事業化も支援している」と与那覇地区での検証経過を紹介した。


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