3回目接種がスタート/新型コロナワクチン
65歳以上の高齢者施設で
宮古島市では新型コロナウイルスの感染拡大している中、65歳以上の高齢者施設の入所者らを対象とした新型コロナウイルスのワクチン接種が本格化している。5日、平良下里の高齢者福祉施設では専属医が入所者らに3回目の接種を行った。
宮古島市で対象となる65歳以上の高齢者は1万5600人。このうち高齢者施設の入所者は約1000人で、接種券が届き次第順次接種が行われる。
ワクチンは米製薬大手ファイザー社製。接種後は副反応がないか経過観察のため、15分ほど待機した。利用者たちは経過観察中も雑談するなど体調不良などは見られなかった。
専属医の打出啓二医師は「予防接種のメリットと接種後の副反応のデメリットを考えたらメリットが大きい。ワクチンを2回接種していてもブレークスルー感染はあるが、重症化の予防にはつながっていると考えられる。また、3回目の接種で(オミクロン株の発症を)約70%抑制できるといわれている。接種時期が来たらなるべく早く接種してほしい」と話した。
市では昨年12月24日の宮古病院を皮切りに医療従事者への先行接種が始まっている。12歳以上の一般市民を対象に市が実施する集団接種は3月からを予定している。