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政治・行政
2022年3月24日(木)9:00

キビ支援事業で舌戦/3月定例会一般質問

野党「支給額説明不足」/市長「多くの人が理解」

 

キビ支援事業について座喜味市長と野党との間で激しい舌戦が展開された一般質問=23日、市議会議場

キビ支援事業について座喜味市長と野党との間で激しい舌戦が展開された一般質問=23日、市議会議場

開会中の市議会(上地廣敏議長)3月定例会は23日、一般質問が行われた。最大の焦点となっている「サトウキビ収穫管理支援事業」について、座喜味一幸市長と野党市議との間で激しい舌戦が展開された。これまで同事業について2度否決している野党側は「不平等」「説明不足」を強調。座喜味市長は「今議会でしっかり説明してきた。多くの人が理解してくれたと思う」と述べ、双方の主張は平行線のままだった。

同事業は、キビ収穫1㌧当たり500円の支援金を農家に給付する内容だが、野党側は「ばらまき」と反発している。

今議会に提案された21年度補正予算に盛り込まれた同事業については、野党の反対を受けて削除された。

さらに、22年度の当初予算にも同事業は計上されており、水面下では与野党の議員間で意向の調整が進められているが、先行き不透明なままだ。

この日の一般質問で粟国恒広氏は「なぜ、1㌧当たり支援金が500円との考えに至ったのかがJAなど関係各方面に説明されていない。選挙の公約に掲げたから提案しただけでは納得できない」と見解を求めた。

これに対し座喜味市長は「私は農業振興、市民所得の10%アップと、サトウキビ生産意欲の増進につながる政策を掲げて当選した。それは議会としても認めるべきだ。さらに、その根拠についても数字を示して説明してある」と述べた。

粟国氏は「第1産業を支援するということであれば、農薬支援や補助率、水産業などにも広げた内容にし、もう一度精査して納得できる提案をしてほしい」と求めた。

座喜味市長は「キビだけでなく、施設園芸についても流通費の課題に取り組み、水産業支援についても説明してきた。その辺の説明は加えたので理解を得られたと考えている」と答えた。

同事業が盛り込まれている新年度予算案については、24日の予算決算委員会での協議を経て、25日の最終本会議で議会の判断が下される。


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