12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
教育・文化 社会・全般
2011年4月6日(水)9:00

豊穣の海に感謝/各地でサニツ行事

二枚貝を採取する家族=5日、平良大浦湾

二枚貝を採取する家族=5日、平良大浦湾

 宮古の伝統行事「サニツ(浜下り)」に当たる旧暦3月3日の5日、各地の海岸で潮干狩りが行われた。青空の下、家族連れらは、平良大浦湾などでシナ(方言名)と呼ばれる二枚貝などを採取。海の幸に感謝し、向こう一年間の無病息災などを願った。


海水をすくって体を清める女子=池間島

海水をすくって体を清める女子=池間島

 この日は、さわやかな風が吹き渡り、絶好の潮干狩り日和。春休みが重なったこともあって、子どもたちの歓声が響いていた。 例年のサニツに比べ干満の差が小さかったことから、沖合側のサンゴ礁はほとんど干上がらなかった。


 最大干潮時の午後2時ごろ、池間島や佐良浜などでは、女性たちが波打ち際に訪れた。伝統のミナンガハナ(三波が花)と呼ばれる儀式を実施。両手で押し寄せる波頭をすくい、顔や手などを洗って体を清め、健康を祈った。1人が3回すくって清める習わし。



家族と一緒にバーベキューを楽しむ子どもたち=池間島

家族と一緒にバーベキューを楽しむ子どもたち=池間島

 一方、家族や友人らが海岸でバーベキューを楽しみ、家族の絆や友情を深めていた。

 家族で二枚貝を取った東小6年の上原愛音さんは「初めて体験したが、とても楽しかった」と声を弾ませた。

 池間島で家族らと一緒にバーベキューを満喫した平一小3年の長浜幸夢さんは「牛肉と伊勢エビがおいしかった。」と笑顔で話した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!