12/13
2025
Sat
旧暦:10月24日 先負 丙 
政治・行政
2011年4月7日(木)9:00

羽地さん、沖展で奨励賞/初出展受賞を市長に報告

宮古上布の3分業を担当


沖展で奨励賞を受賞した羽地美由希さん(右から2人目)。同3人目は母の直子さん=6日、市役所平良庁舎

沖展で奨励賞を受賞した羽地美由希さん(右から2人目)。同3人目は母の直子さん=6日、市役所平良庁舎

 工房がじまるの羽地美由希さん(30)が第63回沖展の工芸(織物)部門で奨励賞を受賞した。羽地さんは、5分業の工程がある宮古上布の絣くくり、染め、織りの3分業を自ら担当し、高い評価を得た。羽地さんは「各工程を教えてくれた方々に心から感謝したい」と話した。


 羽地さんは母の直子さんをはじめ、熟練者の下地ミツさん、垣花英好さんらから工程ごとに指導を受けた。

 学んだ成果を今回の作品「南十字星」に込めた。デザインに始まり複雑な作業を要する絣くくり、染め、織りに至るまですべて自分の手で行い、伝統の宮古上布を作り上げた。

 受賞の知らせを聞いたときは「母と一緒に跳び上がって喜びを表現した。同時に今までたくさんのことを教えてくれた方に対する感謝の気持ちでいっぱいになった」と話し、伝統を保持する熟練者に感謝を込めた。今後の抱負については「宮古の草木を使った色絣などいろいろなパターンを作りたい」と話した。

 6日には市役所平良庁舎で下地敏彦市長に受賞を報告。下地市長は「素晴らしい。これからも良いものを織り続けてほしい」などと激励した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年12月10日(水)9:00
9:00

路線バスが週末無料に/市制施行20周年記念事業

13日スタート、8日間実施   市は9日、市制施行20周年記念として「宮古島生活バス路線利用促進事業」を実施すると発表した。同事業は島内を運行する路線バス7路線を週末など計8日間を無料とする。市役所で記者会見した市企画政策部の石川博幸部長は「この機会…

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!