12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
産業・経済 社会・全般
2011年4月15日(金)9:00

早急な整備望ましい/平良港

井上名誉教授(神戸大学)が視察


接岸の様子を確認する井上氏(左)=14日、平良港第2ふ頭

接岸の様子を確認する井上氏(左)=14日、平良港第2ふ頭

 平良港漲水地区再編事業の計画採択へ向け、平良港の現状を確認するための視察が14日、平良港第2ふ頭で実施された。操船の専門家である神戸大学名誉教授で工学博士の井上欣三氏が貨物船の入港方法などを確認。井上氏は「ぎりぎりの操船で、早急な整備が望ましい」との考えを示した。


 現在の平良港は大型船舶に対応しておらず、強い北風が吹くと入港が困難になる構造となっていることから、再編事業計画では第2と第3ふ頭の間を埋め立て、船が陸と平行に、北向きに入港できる大型ふ頭の整備を目指している。

 今回の視察は、平良港の問題点について専門家の目で客観的に判断してもらうことが目的で、琉球海運の「みやらびⅡ」(全長168㍍、1万184㌧)が第2ふ頭に接岸する様子を確認した。平良港に入港し、湾内で180度回転し、船尾から接岸するまでを見た井上氏は「後ろ向きの接岸で、風にも対応するのは非常に難しく、北風の強くなる冬場の接岸は冷や汗ものになると思う。ぎりぎりの操船になるので、そういう意味ではいつ事故が起きてもおかしくない。計画通りの整備を早急に行うことが望ましい」との感想の語った。

 その後、井上氏は操船室に入り、同船の與那嶺紀幸船長から平良港へ入港する際に留意していることや、改善を望む部分などの聞き取りを行った。

 市では今後、井上氏の意見などを踏まえ、国へ同事業の採択を引き続き要求していく考え。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!