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社会・全般
2011年4月22日(金)23:45

歴史の節目(行雲流水)

 人はそれぞれに人生の節目がある。歴史の節目ともいう。沖縄でいえば、「薩摩侵攻」「琉球処分」「対日講和条約の発効」「祖国復帰」等々が大きな節目といえよう


▼1995年は節目となる出来事のあった一年だ。1月・死者5000人余を出した阪神淡路大地震(M7)。3月・オウム真理教の地下鉄サリン事件(死者12人)。4月・東京・大阪で青島幸男、横山ノックのタレントが知事に初当選

▼8月・「戦後50年慰霊の旅」で天皇皇后両陛下が来県。村山富市首相が談話で初めて侵略戦争の反省と謝罪表明。10月・8万5000人余が結集した「米軍人による少女暴行事件を糾弾し、日米地位協定の見直しを要求する県民総決起大会」

▼「今年の漢字」がスタートしたのも95年、応募作は「震」が多かった。沖縄の県民大会もまさに「震」だ。時の流れがあまりにも早く16年前の出来事も遠い歴史的事項のように映る

▼節目でいえば進行中の2011年も同じだ。M9・0の東北地方太平洋沖地震は、M9・5のチリ地震、M9・2のアラスカ地震、M9・1のスマトラ沖地震に続く4番目の大地震。加えて福島原発の事故は深刻さを増している。特に福島県民にとっては予期せぬ二重の災害だ

▼政府は避難指示の20㌔圏内を警戒区域に設定、立入禁止にした。9地域の2万7000世帯に及ぶ。いつ帰宅できるのか不明の「難民」生活を強いられたのも同然だ。東日本大震災は千年に一度というが、国民に原発を考えさせる大きな節目になった。


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