05/03
2024
Fri
旧暦:3月25日 先負 丁 
社会・全般
2011年4月26日(火)9:00

「宮古気質取り入れる」/東京芸術座演出家 杉本孝司さんと意見交換

市子ども劇団開催で


下地市長(右)と意見を交わす演出家の杉本さん(左)=25日、市役所平良庁舎

下地市長(右)と意見を交わす演出家の杉本さん(左)=25日、市役所平良庁舎

 6月に開催予定の宮古島市子ども劇団検討委員会とワークショップを前に、東京芸術座の演出家、杉本孝司さんが25日、下地敏彦市長と長濱政治副市長を表敬訪問し意見を交わした。その中で、下地市長は「演劇のイメージとしては、沖縄・琉球らしさにはこだわらない。ミュージカル的なものも取り入れ、これまでにない新しいオリジナリティーの演劇で国内外に発信したい。そのためには、宮古の気質を盛り込む」と構想を述べた。


 演劇は、脚本、演出、振付、音楽、歌唱、音響、照明などで成り立ち総合芸術とされる。 子ども劇団は、子どもたちのコミュニケーションや演劇を通して、創造的で豊かな人間の育成を図るなどの狙いが考えられている。

 団員は、小学4年~高校3年までを対象に約50人の規模を予定。来年度以降、劇団を立ち上げる見通し。

 杉本さんは「演劇には基本的なコンセプトとして、普遍性・再現性・創造性・持続性が考えられる。演劇を通して、大人は子どもたちの成長から何を学ぶのか。子どもたちのための一方通行的なものでなく、大人も共有するのが大事。また子どもたちが自身を相対化・客体化することで自分像を見つける」と語った。

 長濱副市長は「演劇は、基本的には宮古のアイデンティティーを求め、明るく楽しく、歌・踊りでドラマ性を持たせるのが良い」と話した。

 下地市長は「宮古の気質は、トライアスロン大会の最後に集結される。ゴールを目指す選手を温かく迎え入れてもてなす気質は、どこにもない。演劇に気質を取り入れることで、素晴らしい演劇になる」と提案した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年5月3日(金)9:00
9:00

各施設で子供無料、半額 大型連休きょうから後半

児童福祉週間 きょう3日から大型連休の後半がスタートする。6日まで4連休となり、各空港は混雑するほか、島内各地の行楽地では観光客に加えて地元の家族連れらでにぎわいそうだ。 厚生労働省では、子どもや家庭、子どもの健やかな成長について国民全体で考えることを目的に毎…

2024年5月3日(金)9:00
9:00

大輪の花で歓迎/観光客の撮影スポットに

下地のヒマワリ 国道390号の与那覇湾上地護岸沿いに植えられたヒマワリの花が咲き誇り、通りを行き来する観光客の目を楽しませている。初夏の青空が広がった1日午後、心地よい風に揺れる黄色の大輪の花に誘われて、多くの観光客がヒマワリと一緒に記念撮影をする光景が広がっ…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!