12/13
2025
Sat
旧暦:10月24日 先負 丙 
社会・全般
2011年5月4日(水)9:00

軍備費を震災復興に/みやこ九条の会

平和と憲法を語るつどい


平和と憲法についてそれぞれの考えなどを発表する参加者=3日、カママ嶺公園

平和と憲法についてそれぞれの考えなどを発表する参加者=3日、カママ嶺公園

 憲法記念日の3日、みやこ九条の会主催による「平和と憲法を語るつどい」がカママ嶺公園の「憲法九条の碑」前で開かれた。参加者たちは平和憲法堅持の必要性を再確認したほか、政府に対し軍備増強や米軍基地増強などを取りやめ、東日本大震災被災者の救援と災害復旧に努めるよう求めるアピール文を発表した。


 同会代表世話人を務める仲宗根將二氏はあいさつの中で、民主主義、基本的人権の尊重、平和主義を3原則とする日本国憲法について「次世代に引き継がなければいけない」との思いを示した上で「日常の出来事を平和憲法に照らしてどうなのか考えることが必要」と語った。

 参加者による意見交換では、複数の人が東日本大震災被災地で救援活動を行う自衛隊や米軍にスポットを当て、その必要性を論じる意見があることに疑問や危機感を表明。「トモダチ作戦」と称し救援活動を展開した米軍に対しては「米軍が本当に『トモダチ』なのであれば、今は思いやり予算はいらないと言うべき」、「災害救助に協力してくれるから、米軍が普天間にいることは良いことと言おうとしているように感じる」などの声が上がった。

 同会アピールでは「東日本大震災という未曾有の災害を受けたわが国は、今こそ国の総力を挙げて救援と復旧に当たらなくてはならない状況にある。政府は軍備増強や米軍基地増設などを直ちに取りやめ、被災者の救援と災害復旧に努めるべき」と政府へ要請するとともに「平和と憲法を守る立場から、宮古・八重山への陸上自衛隊配備と下地島空港の軍事利用に反対する運動を幅広く展開する」との決意を発表した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年12月10日(水)9:00
9:00

路線バスが週末無料に/市制施行20周年記念事業

13日スタート、8日間実施   市は9日、市制施行20周年記念として「宮古島生活バス路線利用促進事業」を実施すると発表した。同事業は島内を運行する路線バス7路線を週末など計8日間を無料とする。市役所で記者会見した市企画政策部の石川博幸部長は「この機会…

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!