12/15
2025
Mon
旧暦:10月26日 大安 戊 
社会・全般
2011年5月13日(金)9:00

震災教訓の記載充実を/県振興審議会・基盤整備部会

生活インフラ分散化など提案


東日本大震災を教訓にした防災充実策などの提案があった基盤整備部会=12日、県庁特別会議室

東日本大震災を教訓にした防災充実策などの提案があった基盤整備部会=12日、県庁特別会議室

 【那覇支社】県振興審議会の基盤整備部会(部会長・池田孝之琉球大名誉教授)は12日、第1回会議を開き、ポスト第4次沖縄振興計画原案となる「沖縄21世紀ビジョン基本計画」の「新たな計画の基本的考え方(案)」を審議した。初回会合では、「社会リスクセーフティーネット」や「地域特性に応じた生活基盤の充実強化」などの記載について専門委員らが意見提示した。


 同部会では、ことし3月11日に発生した東日本大震災の教訓から、「考え方(案)」にも地震、津波関連の記載を充実させるよう改めるべきだとの声が多く上がった。

 委員の寺田麗子氏(フリージャーナリスト)は、上下水道や電力供給施設等の生活インフラを地域ブロックごとに自立化させることを提言。福島原発事故を例に挙げ、「生活インフラを広域化した場合、災害時に対応できなくなる可能性が出る」などとして、リスク回避の観点から、広域化よりも分散化を記述するよう提案した。

 池田部会長からはセーフティネットの構築にあたって「災害時のエネルギー確保についても記述する必要がある」との意見があった。
 また知念肇氏(琉球大教授)は「BCP(事業継続計画)の視点から、沖縄本島での災害発生時、一時的に宮古島などを貨物や物資、コンテナなどの緊急避難地とすることなどの記載も必要だ」とする提案があった。

 同部会は、今月24日に第2回会議を開いて「低炭素島しょ社会の実現」などを審議し、6月15日の最終審議で部会原案を取りまとめる方針。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年12月14日(日)9:00
9:00

新部長に野中さん選出/観光協青年部が臨時総会

宮古島観光協会青年部(西村貴宏部長)は13日、市内の飲食店で臨時総会を開催し、第代青年部長の選出を承認した。新部長には、たびのホテルlit宮古島支配人の野中泰斗さん(44)を選出した。

2025年12月10日(水)9:00
9:00

路線バスが週末無料に/市制施行20周年記念事業

13日スタート、8日間実施   市は9日、市制施行20周年記念として「宮古島生活バス路線利用促進事業」を実施すると発表した。同事業は島内を運行する路線バス7路線を週末など計8日間を無料とする。市役所で記者会見した市企画政策部の石川博幸部長は「この機会…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!