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教育・文化 社会・全般
2011年5月26日(木)9:00

「チャンスを生かせ」/狩俣小

松井克仁さん(パイロット兼教官)が講演


真剣な表情で聞き入る児童たち=24日、狩俣小学校

真剣な表情で聞き入る児童たち=24日、狩俣小学校

 狩俣小学校(下里隆校長)で24日、5、6年生15人を対象にしたキャリア教育「パイロットの仕事について学ぶ」講演会が開かれた。講師に全日空のパイロットで下地島空港のパイロット養成教官の松井克仁さんが招かれた。その中で、松井さんは「自分のチャンスを生かしてください」と強調した。児童たちは、真剣な表情で聞き入っていた。

 日ごろ接することのできない現役のパイロットとの触れ合いを通して、パイロットという仕事を身近に感じ自分の夢を広げる機会とするなどが目的。

 松井さんは「小学6年生の時の文集に『将来の夢はパイロット』と書いた。後で文集を読んだ時、担任の先生が『チャンスを見つけたら、それを生かしてください』と書いてあった。高校生の時、パイロットになるには苦手の英語が必要と知り、それから理科の先生を目指した」と振り返った。

 その上で「教育大学に進学した時、海外留学制度を知り『これはチャンス』と思い、シンガポールに留学した。1年後、帰国した時、新聞広告にパイロット訓練生採用試験募集があり『これはチャンス』と思い、受験したところ合格した。その後、パイロット訓練などを経て、ジャンボ機の機長になった。小学生の時に、担任の先生が教えた『チャンスを生かす』ことで、パイロットになれた」と語った。


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