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産業・経済 社会・全般
2011年7月2日(土)9:00

西里大通り3年連続の下落/2011年分路線価

1平方㍍当たり7万2000円


「西里大通り」の路線価は3年連続して下落したが、下落幅はわずかながら縮小した

「西里大通り」の路線価は3年連続して下落したが、下落幅はわずかながら縮小した

 【那覇支社】国税庁が2011年分全国路線価を発表したことに伴い、沖縄国税事務所は1日、県下各税務署管内の最高路線価を公表した。宮古島税務署管内の最高路線価は、市平良字西里の「西里大通り」で、1平方㍍当たり7万2000円。前年の7万5000円を4・0%下げ、3年連続して下落した。県平均下落率は1・4%で、宮古島市同様3年連続の下落。ただ、下落幅は縮小傾向にあり、わずかながら回復が見られる。県内最高路線価は10年連続で那覇市久茂地3丁目の「国際通り」で1平方㍍当たり52万円だった。


 宮古島管内最高路線価の「西里大通り」は、1992年の1平方㍍当たり23万5000円をピークに94年までは「横ばい」だが、翌95年に「下落」に転じ、その後、12年間連続して下落傾向が続いた。とりわけ、05年は前年までの1平方㍍当たり10万円の2桁台を割り込み、8万9000円にまで下落。07、08年は横ばいで、「底打ち」が感じられたものの、09年から再び下落に転じた。

 11年分の同路線価は、前年を3000円下げ、4・0%の下落率だったが、09年の6・0%減、10年の5・1%減と比較すると、下落幅は縮小しており、若干の改善傾向が見られる。

 県内6税務署管内の最高路線価は、3年連続で上昇はなく、下落、または横ばいだった。北那覇税務署、沖縄税務署管内の2路線が横ばいで、前年より1路線下落が減ったことなどから、幾分の改善があったものと見られる。

 08年分の県内最高路線価は、上昇、または横ばいで、回復基調を見せたものの、09年にはリーマンショックなどの世界的金融危機や、新型インフルエンザ流行による経済不況が影響し、再び下落傾向に転じた。

 宮古島管内以外の最高路線価と対前年増減率は、那覇税務署管内「国際通り」1平方㍍当たり52万円(対前年増減率3・7%減)、石垣税務署管内「市役所通り」同11万円(同4・3%減)、北那覇税務署管内「那覇中環状線」同32万円(同0・0%)、名護税務署管内「名護バイパス」同6万5000円(同1・5%減)、沖縄税務署管内「町道美浜1号線」同11万円(同0・0%)となっている。

 今年3月に国土交通省が公表した地価公示価格との比較分析で、11年分県内路線価は、入域観光客が増加傾向にあったことや、宅地取引が増加したことなどの景気回復要因に支えられ、各路線価の下落幅が縮小したものと見られる。


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