12/13
2025
Sat
旧暦:10月24日 先負 丙 
社会・全般
2011年7月13日(水)9:00

宮古島から被災地応援

エールポスター 仙台の小学校へ/西里さんら作成


届けられたポスターが西多賀小学校に送られたことを伝える手紙と贈呈時の写真、新聞記事のコピーを手にする西里さん=12日、アートスペース アキュリア

届けられたポスターが西多賀小学校に送られたことを伝える手紙と贈呈時の写真、新聞記事のコピーを手にする西里さん=12日、アートスペース アキュリア

 絵画教室「アートスペース アキュリア」を主宰する西里恵子さんと同教室に通う小学生20人が作成した東日本大震災被災者を応援する「エールポスター」がこのほど、西里さんの姉の知人の知人に託すという、人と人とのつながりによって、仙台市内の小学校へ届けられた。西里さんは「受け取ってもらえただけで奇跡のよう。喜んでもらえたと聞き感動している」との思いを語った。


 西里さんと子どもたちは「絵でできる何かをしたい」との思いから約3週間かけエールポスターを作成。日本赤十字社を通して被災地へ送ろうとしていたが、救援物資の品目に該当しないとして断られ、届ける手段がなくなっていた。

 そんな時、宮古島に訪れていた埼玉在住の西里さんの姉が仙台出身の知人に相談。その知人からさらに仙台在住の知人を紹介してもらい、その人へポスターと、西里さんの母が折った千羽鶴を送り、寄贈先を探してもらった結果、震災で校舎が被災した仙台市の西多賀小学校へ6月23日に届けられた。

 遠く宮古島から被災者を応援するポスターが届いたニュースは全国紙の地方版などでも報道された。贈呈されたときの写真と新聞記事のコピーとともに、西多賀小学校へ送られた知らせを今月7日に受け取った西里さんは「誠意ある受け取られ方をしていたことが分かり、感動した。エールを送ったつもりが逆に喜ばせてもらった。これを機に、両市の子どもたちの交流がスタートするとうれしい。東北が復興したら西多賀小学校を訪れたい」と語った。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年12月10日(水)9:00
9:00

路線バスが週末無料に/市制施行20周年記念事業

13日スタート、8日間実施   市は9日、市制施行20周年記念として「宮古島生活バス路線利用促進事業」を実施すると発表した。同事業は島内を運行する路線バス7路線を週末など計8日間を無料とする。市役所で記者会見した市企画政策部の石川博幸部長は「この機会…

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!