12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
産業・経済 社会・全般
2011年9月30日(金)9:00

参加者、厳格化に困惑/改正食品衛生法来月1日施行

飲食・食肉加工業対象に講習会


講話に耳を傾ける参加者ら=29日、宮古合同庁舎

講話に耳を傾ける参加者ら=29日、宮古合同庁舎

 認定生食用食肉取扱者講習会(主催・宮古福祉保健所)が29日、宮古合同庁舎で開かれた。生食肉を扱う飲食業や食肉加工業の関係者ら約20人が参加し、改正される食品衛生法について理解を深めた。生食肉専用の設備が義務付けられるなど、基準が厳格化された。説明を受けた参加者らは「基準が厳し過ぎる」などと戸惑いの声を上げた。


 今回の改正は、今年4月に富山県で発生した集団食中毒事件がきっかけ。生食肉の衛生基準に強制力がなく、事業者で十分に順守されなかったとして、規格基準が設定された。10月1日に施行される。

 規格の対象となるのは、生食用として販売される牛肉(内臓は除く)で、ユッケや牛刺し、牛タタキなどが含まれる。

 生食肉を扱う専用の設備と器具が必要になることが、改正による大きな変更点。他の食品と相互汚染がないよう、明確に設備を分けることが求められている。

 生食肉は表面から1㌢以上を60度で2分間以上の加熱することや、定期的に検体を検査機関に提出することも定められた。違反した場合、回収命令などの罰則がある。

 食肉加工業の男性は「生食用の設備を新たに設置することは難しい」と困惑した表情。「これでは生食肉の販売ができなくなる」と嘆く参加者もいた。

 講習会は、安全性確保に必要な知識を習得するために開催。参加者らは「認定生食用食肉取扱者」の認定証が交付される。

 この日は▽生食用食肉の規格基準▽生食用食肉の取り扱いに係る留意事項▽食肉に関する衛生管理-について講話が行われた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!