12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
教育・文化 社会・全般
2011年10月2日(日)9:00

遺跡調査の成果共有/市総合博物館

発掘調査展で関連講座


久貝さんの講話を聞き遺跡発掘調査の成果を共有する参加者=1日、宮古島市総合博物館

久貝さんの講話を聞き遺跡発掘調査の成果を共有する参加者=1日、宮古島市総合博物館

 宮古島市総合博物館の特別展示「発掘調査展」関連講座が1日午後、同館で開かれた。学芸員の久貝弥嗣さんがツヅピスキアブと大嶽城跡の二つの遺跡を中心に発掘調査内容を報告。講座に参加した約30人の市民が調査の成果を共有した。


 ツヅピスキアブは平良下里の大原南公園内にある遺跡で、調査は2009年5月18日から6月12日にかけて行われた。時代は1万~8500年前とみられる。

 複数ある堆積層の中から化石化したイノシシの歯や骨とともにチャートれきや砂岩れきが出土したことを報告。久貝さんは「明らかな人為的な遺物は確認されていないため人がいたかどうかははっきりしない」などと述べ、継続調査の必要性を指摘した。

 上野野原地区の大嶽城跡については、約14~15世紀の遺物と位置付けられる野城式土器の存在などを報告した。野城式土器は鍋の形をしたもので、宮古、八重山諸島の特徴的な土器だという。動物の骨も一定量出土。久貝さんは「大型の家畜の骨。動物骨の中には焼かれているものや解体した痕もあった」と話した。

 講座に参加した市民は久貝さんの報告に耳を傾けながら、遺跡調査の成果に関心を示していた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!