04/29
2024
Mon
旧暦:3月21日 大安 癸 
政治・行政 産業・経済
2011年10月21日(金)9:00

売上高、前期比減の1億576万円/コーラル社取締役会

12期決算 単年度赤字幅は圧縮


 宮古島市などが出資する第三セクター、コーラル・ベジタブル社(砂川佳一会長)の取締役会が19日、那覇市内で開かれ、第12期(2010年9月~11年8月)の決算や組織再編案などを承認した。同議案は、11月25日の株主総会に提出する。同社は、経営が悪化し約4000万円の債務超過に陥っている状況。来期は組織再編で製造、販売部門の機能を強化し生き残りを図る。


 12期の売上高は1億576万円で、前期と比べ522万円の減収となった。直売店に立ち寄る観光客が、昨年の秋から減り、東日本大震災以降、追い打ちがかかった。

 単年度赤字は前期より627万円少ない1225万円、累積赤字は1億739万円を計上した。単年度赤字幅圧縮の要因に①退職した3人の補充をしなかった②製造原価を約400万円削減-などを挙げた。

 取締役会後、砂川会長は「第3セクター方式の発想から脱皮して、家内工業的、零細企業的発想で再出発する」と方針を述べた。

 組織再編は製造部と農務原料部を「アロエベラ生産加工所」として統合。職員が畑に出向いてアロエベラの肥培管理も行い、農家の信頼回復と原料の安定確保に努める。製造は従来の多品目から、アロエベラへの1点集中を目指す。

 新設の「研究開発チーム」は、農商工連携事業を活用し、新商品を開発。県外の販売は、大阪の健康食品会社が引き受けるという。営業・企画部は会長直属とし、島内とネット販売に力を入れる。

 ブランド化に向けては「石灰岩土壌で育ったミネラル豊富なアロエベラ」や「無農薬・無化学肥料栽培」などを全国に発信する。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月28日(日)9:00
9:00

7269人が地下ダム学ぶ/23年度資料館来館者数

市地下ダム資料館(城辺福里)のまとめによると2023年度来館者数は7269人で、前年度の6706人と比べて563人増加した。新型コロナウイルス感染症の発生以前の19年度の来館者7743人と比較すると94%まで回復している。来館者はリピーターが多く、島外に住む市…

2024年4月28日(日)9:00
9:00

成田-下地島が運航再開/ジェットスター

ジェットスター・ジャパン(GK)は27日、成田-下地島路線の運航を再開した。昨年10月に運休して以来約6カ月ぶり。使用機材はエアバスA320。運賃は片道7490円~5万1390円。再開初日は大型連休スタートとあって多くの観光客らが下地島空港に降り立った。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!