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社会・全般
2008年6月29日(日)16:16

エプロン姿で/女声コーラス「キッチン」

子育てもハモリながら/台所が基点、エプロン姿で
 
それは、幼稚園での張り紙から始まった。「子育て中のお母さん、一緒にコーラスを楽しみませんか」といった内容。午前中の数時間、思いっきり声を出すことで家事から少し離れ気持ちの切り替えを図ろうという試みだった。発足は昨年五月、四人からスタートした。最初に声をあげた上原留美子さんは、以前からの音楽仲間だった兼島美保さんを誘い、子育て真っ最中の母親たちに思いを広げていった。以来、市中央公民館の講座室を拠点に活動する。現在仲間は七人。代表の川村有子さんは、メンバーを増やしたいと「家事の合間に、一緒にコーラスを楽しみませんか」と入会を呼びかける。

 
 
 
川村有子さん 二人の子の母親。夫の転勤で三年前から住む。青森県の出身。設立当初からかかわる。「幼稚園で午前中活動のコーラス募集を見てすぐに入った。四人から始まり、キッチンという名前は、みんな子育て中の主婦なので、やはりキーワードは台所よね、から決まった」と話し、ユニフォームのエプロンも川村さんのアイデア。
 
仲村幸子さん 練習日は、ビニールゴザを小脇に抱え、三歳の麻莉瑛(・まりえ・)ちゃんと一歳の章恵生(・しょうえい・)くんを引いてやってくる。三人の子の母親。「昨年十一月、何気なく見た新聞のお知らせで募集を知った。子連れでも大丈夫という触れ込みで心が動いた。幼稚園に行かせるまでは家で面倒みたいと思っているので、できるだけ外に連れ出すようにしている。コーラスにも一緒に行けるので安心」と話す。
 
前里貴美枝さん 東京出身の宮古嫁。友人に誘われ昨年十月に入会。三歳の女の子をもつ前里さんは、パートの仕事をしながら、娘は保育園へ。「宮古に住んで八年。最初知り合いも少なかった。そんな中、仕事と家庭以外に仲間ができ自分の時間がもてるということは何よりの楽しみ」
 
兼島美保さん 三人の子の母親。発足当初からかかわり、ピアノ伴奏も兼ねる。「保育園のお誕生会に行くことも多く、レパートリーとしては子ども向けの歌が多い。時には子育て支援センターを訪ねることもあり、母親たちに受けるようなコーラスも心がけている。これからも新しい歌を取り入れて子どもたちを喜ばせてあげたい」
 
浜川和子さん 三人の子の母親。神奈川県出身の宮古嫁、住んで八年になる。「昨年七月、友人に誘われ入会した。毎週一回の練習日が待ち遠しい。最初は子どもも連れて行っていたがこの四月に保育園に入った。練習の成果を保育園などの慰問で発揮するのも楽しみの一つ」
 
奥濱ゆかりさん 三人の子の母親。昨年十一月に入会。「友人に誘われて入ったが、最初は楽譜が読めなくて困った。でも、合唱祭に出たり、保育園のお誕生会で歌ったり、ようやくやりがいが出てきた。特に子どもたちに喜んでもらえるとうれしくて、やみつきになりそう」
 
砂川千夏さん 娘一人。小学校のころから合唱団に入り、現在はOBとして、少年少女合唱団の面倒を見たりしている。そんな中で「キッチン」の発足を知り、昨年六月に入会。「みんな子育て中なので、お互いカバーしあいながら、活動している。コーラスはチームワークが大切なので、子育ても会活動も上手にハモリながらやっていけたらと思っている」


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