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社会・全般
2009年12月13日(日)21:47

第14回宮古民謡の夕べ/宮古民謡保存協会

「民謡」とぅゆまし みゃーくぬあーぐ  
各教室から華やかな演奏が披露された

各教室から華やかな演奏が披露された

  芸能の季節、各地でさまざまな催しが目白押し。中でも「民謡の夕べ」は、三線演奏や舞踊など趣味の域を超えた出演者と、華やかな舞台を楽しもうという観衆との間に一体感をうむ。宮古民謡保存協会(砂川次郎会長)は毎年11月に、その年の民謡コンクールで合格した生徒たちの発表会を兼ねた「民謡の夕べ」が行われる。今年は14回目を迎え、15の教室から150人が出場、会場は満席となった。   

 

 
 第一部は、協会会員72人による大合奏で幕開け、「とうがにあやぐ・大世栄」を久田流池間澄舞踊研究所の9人が悠長な舞いを披露した。このあと、徳八流砂川政義・下地キミ太鼓研究所の演奏では、歌・三線を協会理事・教師15人が務め、太鼓と三線の勇壮な演奏で会場を沸かせた。
 
 
 10月に行われた第17回宮古民謡コンクールで新人部門に合格した50人の演奏は「なりやまあやぐ」、大合奏が会場に響き渡った。優秀部門は23人が「酒田川」を演奏、最高部門は19人が「池間の主」を演奏した。
 八重山の教室からは、西里八江子民謡研究所、泊栄文民謡研究所が出演、「池間みやらび」「神の世」などを演奏して花を添えた。第2部では、各部門の合格者の独唱で、新人部門の小島亜矢さんが「豊年の歌」を、優秀部門で梶原理恵子さんが「豆が花」を、最高部門で砂川かおりさんが「伊良部とうがに」をそれぞれ歌い、会場を魅了した。フィナーレでは、出演者全員が舞台に登場、会場からは割れんばかりの拍手がおくられた。 
 
宮古民謡保存協会の歴史/アーグは先人の歴史と暮らし
 宮古の歌はアーグといわれる。語源は綾語で、聖なるもの美しい言葉という意味からきているといわれる。古代の人々は生き抜く中で神々とのかかわりを求め、あらゆる感謝の気持ちをアーグにした。祈りの言葉が旋律になり歌われるようになった。そこには歴史と暮らしが綿々とつづられている。
 
 同協会は最初、宮古民謡保存研究会として発足、1948年に古堅宗雄(1903―1985)が初代会長となったが、沖縄本島へ移住。その後、名前を変え変遷。93年に平良重信さんが現在の初代会長として建て直し、教師試験制も導入した。その翌年から「民謡の夕べ」も開催され今に引き継がれている。
 
 現在の会長は砂川次郎さん。今回の「夕べ」で「宮古の文化遺産である民謡、舞踊を保存継承し、後世に伝えるため研究を重ねていきたい」とあいさつした。民謡に関する著書や資料本を数多く上梓する平良重信さんは顧問として会員や役員の指導にあたる。


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