12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
社会・全般
2010年6月23日(水)12:05

6月23日 「慰霊の日」

今日、6 月23日は「慰霊の日」。悲惨な沖縄戦で亡くなった人々の霊を慰め、平和への誓いを新たにする日である。沖縄戦では、20万人の尊い命が失われた。一般住民も戦闘に巻き込まれた者、飢餓による者、集団自決に追い込まれた者など十数万人が極限の苦しみの中で死に絶えた 
 
▼ 宮古では直接地上戦はなかったものの空襲や艦砲射撃で多くが住む家を失い、困窮生活を強いられた。また、九州や台湾(1万人)へ疎開させられた人々も食糧難やマラリアに苦しめられた
 
▼宮古には3万人の兵士が配備されたが、食糧の補給は途絶え、栄養失調と病気が主な原因で、2500人余が、肉親の待つ故郷に帰ることなく、この地で無念の死を遂げている
 
▼この沖縄戦は、本土決戦への時間かせぎのための持久戦の場とされたので、その悲惨さは一層苛酷なものになった
 
▼一方で、アメリカは沖縄戦の単なる勝利ではなく、占領後の沖縄を西太平洋で最大の軍事基地にするという極東戦略を着々と進めていく。そして、「国益」の前では県民の正当な要求については一顧だにしない状況は今も続いている。沖縄の基地問題の原点はここにある
 
▼死んだ人々は、還ってこない以上、生き残った人々は何が判ればいい? 死んだ人々には嘆く術もない以上、生き残った人々は、だれのこと、何を嘆いたらいい? 死んだ人々は、もはや黙ってはいられぬ以上、生き残った人々は沈黙を守るべきなのか?(ジャン・タルジュー、訳・渡辺一夫)。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!