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イベント 社会・全般
2012年1月24日(火)9:00

「生きる」テーマにトークイベント/清水代表と松田さんが対談

砂川恵理歌さんもトークライブ/宮古福祉保健所


砂川さん(左)を交え、命の大切さについて対談した清水さん(右)と松田さん=22日、マティダ市民劇場

砂川さん(左)を交え、命の大切さについて対談した清水さん(右)と松田さん=22日、マティダ市民劇場

 2011年度宮古地区こころの健康づくり事業(主催・県宮古福祉保健所)のトークイベントが「エンジョイ・ライフ『生きる』をみんなで考える」をテーマに22日、マティダ市民劇場であった。


 自殺対策支援センター・ライフリンクの清水康之代表と女優で写真家の松田美由紀さんの対談と、宮古島出身の歌手・砂川恵理歌さんがトークライブで「生きる」をテーマにそれぞれの考えを話した。対談の後半には砂川恵理歌さんも加わり3人が「心の健康」などについて話した。

 福祉保健所の仲宗根正所長は、全国で自殺による死者が14年連続で3万人を超え、県内も昨年は382人が自殺で命を落としている状況を説明。「このような状況を踏まえて生きるということ、それを支えるということについて考えたいと企画した」と趣旨を述べた。2010年の宮古地域で自殺による死亡者数は10人だった。

 清水代表と松田さんの対談で清水さんはこの14年間毎年平均して3万人を超える人が自殺で命を落としている。その現状から、個人の問題というよりも社会構造に問題があるのではないかと指摘した。

 松田さんは「食べることも生きることも人は自分の行動を自分で決めている。何かおかしいと思ったら行動を起こすことで、展開も開けるし新たな道筋も見えてくると思う」と述べ、考えるだけではなく現実に行動を起こすことの大切さを訴えた。

 対談に先立ち砂川恵理歌さんがトークライブで歌を交えながら、スマイルシードプロジェクトで全国の病院や学校、福祉施設を訪れた際に「一粒の種」などの歌を通して生まれた出会いなどのエピソードを紹介し「命の大切さ」を自らの言葉で伝えた。

 宮古地域の自殺者数は同保健所の1995年からの統計によると2010年までに192人で、死因別の割合に占める自殺者数の比率は2%。年代別では40代が最も多く44人、次いで50代の33人となっている。

 自殺の原因は病気を苦にしたものが28%で経済・生活問題が20%、家庭問題が12%を占めている。


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