12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
社会・全般
2010年8月11日(水)17:26

戦争の実相を直視し、平和への決意を新たに

8月は戦争の実相を直視し、平和への決意を新たにするときである。 
 
▼65 年前の8月6日、広島に投下された原爆は一瞬にして街を焼き尽くし、14万の市民を無差別に殺りくした。そして、被爆した多くの市民が、その後遺症で今なお苦しんでいる。9日には、長崎でも同じ悲劇が起こった▼65年目の平和宣言で、広島市長は、核兵器廃絶の一日も早い実現を世界に向けて発信、日本政府に対し「核の傘」からの離脱を求めた。長崎市長は、「非核三原則」の法制化を求め、すべての国に核兵器の製造・保有・使用を禁止する条約の必要性を強調した ▼世界は、核廃絶の方向に向きつつあるが、実現は前途多難である。核保有国は、核廃絶に向けた期限設定に反対している。「原爆投下は、戦後の世界戦略上有利だと判断したことによる」ことを多くの米国民は認めようとしない。菅総理は6日の記者会見で「核抑止力は必要」だと述べ、唯一の被爆国の首相として核廃絶推進の先頭に立つ力を損なった▼冷戦当時、原爆使用が危惧された時、平和を願う世界の世論がかろうじてそれを阻止した。シュバイツァーはアフリカの診療所から声を上げ、アインシュタインはパグウォッシュ会議を湯川秀樹たちは京都会議を組織、反核運動を展開した。宮古でも全国と呼応して毎年「原水爆禁止郡民大会」が催された▼長崎平和宣言は述べている。「不信と脅しに満ちた核兵器のある世界か、信頼と協力に基づく核兵器のない世界か、選ぶのは私たちです」


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!