12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
産業・経済
2012年2月28日(火)9:00

沖糖が操業を一時停止/雨天続きで原料不足

宮糖は部分停止で対応


操業を一時停止している沖縄製糖宮古工場=27日、下地上地

操業を一時停止している沖縄製糖宮古工場=27日、下地上地

 雨天続きによる原料不足で、沖縄製糖宮古工場が26日から一時的に操業を停止している。きょう28日まで停止し、29日には再開する予定だ。宮古製糖城辺工場は工場を部分的に停止して対応。27日は6時間、工場の一部分を止めた。


 両工場とも、サトウキビが計画通りに搬入されないため、停止の措置を取らざるを得ない状況だ。

 工場を完全に停止している沖糖では1日に1900㌧の圧搾が可能だが、ここ数日は1日の圧搾量が1200~1300㌧まで落ち込んでいた。サトウキビの搬入量が1000㌧を割り込む日が出たことなども重なって停止を決めた。

 これまではスロー運転で対応してきたが、「これも限界に達している」としており、原料不足の深刻さを裏付けている。

 今期から機械刈りによる収穫が全体の約4割を占めていることが工場停止の要因。雨天続きでハーベスターが稼働しないために原料が不足し、コスト面から工場を稼働させられない状況が続いているという。

 気象台によると、向こう1週間の予報で「晴れ」の日はなく、くもりや雨が続く見通しだ。沖糖では「このまま雨天が続けばさらに厳しくなる」と危機感を強めている。

 両工場とも、今回は雨天による原料不足で停止措置を取っているが、今後の収穫方法は急激に機械刈りにシフトしていくことが予想されており、全体的に不足するハーベスター台数の確保も大きな課題として浮上している。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!