12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
政治・行政
2012年3月13日(火)9:00

活力に満ちた村づくりへ/多良間村議会

下地村長が施政方針


施政方針を述べる下地村長=12日、多良間村議会議場

施政方針を述べる下地村長=12日、多良間村議会議場

 【多良間】多良間村議会(西平幹議長)の3月定例会が12日開会し、下地昌明村長が2012年度の施政方針を述べた。下地村長は「元気で活力に満ちた明るい住み良い豊かな村づくりに、一視同仁の心構えで村政運営に全力を尽くす」と基本的考えを示した。村制100周年を迎える今年は、関連事業に取り組むことも強調。議案は歳入・歳出を22億4177万円とする一般会計予算など18件を上程した。初日は一般質問も行われ、6人が登壇した。


 施政方針は産業の振興や、環境、教育・文化、福祉など幅広い分野にわたった。

 新年度は「新沖縄振興計画(仮称)」が、スタートする。村長は「この計画に離島振興策が反映されるよう強く求めていく」と決意を述べた。

 観光は「大変重要な産業」と位置付けた。振興に向けては一括交付金を活用した観光基盤の整備や、観光客の誘致、顧客ニーズへの対応、豊かな自然や八月踊り等伝統文化のPRなど、具体策を示した。

 同村の農業はサトウキビ、肉用牛、葉タバコが中心に営まれている。キビに関しては、土地利用の効率化を図る観点から、年内操業の要請に動き出す考えを述べた。

 肉用牛の拠点産地を受けたことは「喜ばしい限り」と歓迎。地域ブランド化を目指し、多良間牛の生産振興に取り組むと、展望した。

 戦略作物に位置付けている黒豆(ささげ)は、人気が非常に高いと評価した。サトウキビの後作として有望な作物だが、生産拡大が今後の課題と指摘。今後は、ブランド化を目指し、農家の育成と生産拡大を図ると方向を示した。

 「日本で最も美しい村」だと言える環境づくりには、村民一人一人の協力が必要と強調。家庭ごみは、所定の日、場所に出して置くよう呼び掛けた。

 福祉では、高齢者の利便を図るため、事前の連絡を受けて自宅と空港や港間を送迎するバス利用サービスを提供する。

 行財政改革については「抜本的な自己革新を引き続き実行する」と決意を見せた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!