04/30
2024
Tue
旧暦:3月21日 大安 癸 
産業・経済
2012年4月29日(日)9:00

伊良部大橋 箱桁を架設

大型クレーンで吊り上げ/伊良部側


箱桁を橋脚の約2㍍の高さで止め、位置の調整を行った=午前9時すぎ

箱桁を橋脚の約2㍍の高さで止め、位置の調整を行った=午前9時すぎ

 県宮古土木事務所は28日、伊良部大橋の伊良部側主航路部(鋼橋)の架設を完了し、大橋の工事が山場を迎えている。悪天候や海上のうねりのため、延期を余儀なくされていた。大型クレーン船につり上げられた箱桁は、クレーン船係留後約2時間30分かけて橋脚に架設された。箱桁は長さ140㍍、幅16・5㍍、重さ1300㌧。巨大クレーン船で約30㍍の高さにつり上げられたまま午前6時、下崎埠頭から据え付け現場まで運ばれた。


 クレーン船の大きさは、長さ120㍍、幅44㍍、アームの先端の高さが145㍍。最大4000㌧をつり上げる能力があるという。

 午前7時30分すぎまでクレーン船の係留作業を実施。係留後、慎重に位置を調整しながら、午前8時すぎ、箱桁をゆっくりと降ろした。橋脚から約2㍍の高さでつり下げを止め、箱桁の位置調整を行った。午前10時20分に架設を完了した。

 架設は伊良部側据え付けがこの日に延期になったため、平良側架設を当初の30日から5月11日以降に、中央径間部は5月27日以降を予定している。

 主航路部の鋼橋3径間を溶接で接合することを祝う行事「閉合式」は6月中旬を予定している。主航路部は、長山水路に架かる420㍍の区間。

 主航路部の鋼製箱桁架設完了後は、伊良部側でのコンクリート製箱桁架設工事に入る。同箱桁は、主航路部を通して伊良部側まで運ぶ。大橋の開通は14年3月末を予定している。

 伊良部大橋は、3540㍍の海上橋などで、宮古島と伊良部島を結ぶ離島架橋。伊良部島が離島ゆえに医療や教育、福祉などの面で、不便を余儀なくされている状況や、過疎化の進行、産業の衰退など同島の諸問題解決が目的。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月28日(日)9:00
9:00

7269人が地下ダム学ぶ/23年度資料館来館者数

市地下ダム資料館(城辺福里)のまとめによると2023年度来館者数は7269人で、前年度の6706人と比べて563人増加した。新型コロナウイルス感染症の発生以前の19年度の来館者7743人と比較すると94%まで回復している。来館者はリピーターが多く、島外に住む市…

2024年4月28日(日)9:00
9:00

成田-下地島が運航再開/ジェットスター

ジェットスター・ジャパン(GK)は27日、成田-下地島路線の運航を再開した。昨年10月に運休して以来約6カ月ぶり。使用機材はエアバスA320。運賃は片道7490円~5万1390円。再開初日は大型連休スタートとあって多くの観光客らが下地島空港に降り立った。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!