05/05
2024
Sun
旧暦:3月26日 仏滅 戊 
政治・行政
2012年5月3日(木)9:00

児童家庭支援セ設置へ/7月めど 漲水学園に

重要8項目 県が市の要望に措置


 宮古島市は2日、県に要望し具体的な措置が取られた重要8項目を発表した。それによると県は、児童虐待相談件数の増加を踏まえ、今年7月をめどに漲水学園に児童家庭支援センターを設置する。宮古上布会館(仮称)の建設へ向け、支援の在り方について前向きに取り組む考えも示した。


 県と市町村が行政課題について討議する「県・市町村行政連絡会議」で昨年、市が要望した事項に県が応えたもの。下地市長は「いずれの事業も具体的かつ前向きに考えていることがうかがえる」と述べた。

 市が長年、要望していた県中央児童相談所宮古分室の設置について県は「児童家庭支援センターを設置し、地域、家庭からの相談などに迅速、的確に対応する」「宮古島市、多良間村の関係機関の求めに応じて技術的助言、その他必要な援助を行う」とし、児童虐待防止対策への対応強化を図る方針を示した。

 ちなみに、2009年度に市児童家庭課がまとめた相談件数は延べ492件で、前年度比121件の減少となったが、相談により明らかになった虐待実数は3件増え21件だった。

 宮古上布会館の建設については「総合的な工芸産業振興の施設整備の意向があることから、宮古島市や宮古織物事業協同組合などと意見交換を行い、県の支援の在り方について検討を進める」と前向きだ。下地市長は「一括交付金を活用してもらいたい」と期待した。

 そのほか、宮古病院の開院や伊良部大橋の開通を見据えたバスターミナル整備へ配慮を求めたことについては「整備の必要性および支援の在り方について検討していきたい」としている。

 下地島空港と周辺残地の有効活用については「一体的に進める必要がある」とし、市が国際支援のための緊急輸送基地などを盛り込んだ「下地島空港利活用計画」を含め、あらゆる可能性を探る調査に入る予定。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年5月3日(金)9:00
9:00

各施設で子供無料、半額 大型連休きょうから後半

児童福祉週間 きょう3日から大型連休の後半がスタートする。6日まで4連休となり、各空港は混雑するほか、島内各地の行楽地では観光客に加えて地元の家族連れらでにぎわいそうだ。 厚生労働省では、子どもや家庭、子どもの健やかな成長について国民全体で考えることを目的に毎…

2024年5月3日(金)9:00
9:00

大輪の花で歓迎/観光客の撮影スポットに

下地のヒマワリ 国道390号の与那覇湾上地護岸沿いに植えられたヒマワリの花が咲き誇り、通りを行き来する観光客の目を楽しませている。初夏の青空が広がった1日午後、心地よい風に揺れる黄色の大輪の花に誘われて、多くの観光客がヒマワリと一緒に記念撮影をする光景が広がっ…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!