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教育・文化
2012年7月3日(火)9:00

「仕事の大変さ分かった」/西辺中2年生

13人が職場体験に励む


顕微鏡で幼生に与えるエサを観察する与那覇琉音君(手前)。左奥は下地政好君=2日、平良狩俣の海業センター

顕微鏡で幼生に与えるエサを観察する与那覇琉音君(手前)。左奥は下地政好君=2日、平良狩俣の海業センター

 西辺中学校の職場体験学習が2日から始まり、2年生13人が水産業や畜産業などの現場で多様な仕事を学んでいる。生徒たちは初めての体験に戸惑いながらも意欲を持って与えられた仕事に従事。真剣な表情で職業の学習に励んでいる。体験学習は6日まで。


 職場体験学習は、生徒たちに職業観や勤労観を身に付けさせることが狙い。働く人々との関わりを通して職業人としての規則や礼儀作法、正しい言葉遣いを学ぶ目的も兼ねる。

 生徒を受け入れているのは、海業センターやペット美容室、書籍販売店、菓子店、保育園、学校など。

 このうち、平良狩俣の海業センターでは与那覇琉音君、前泊和也君、下地政好君の3人が学習。与那覇君はタイワンガザミ種苗生産の仕事を手伝い、その生態や栽培方法を学んだ。

 ガザミの幼生(卵からかえった子が親と違う形をしている時の呼称)や、その幼生が食べるワムシ(動物性プランクトン)を顕微鏡で観察するなどしてガザミの成長過程も学習した。

 与那覇君は「ガザミの幼生がとても小さくてびっくりした」と感想。「仕事の大変さが分かった。将来は水産業の仕事に就きたいのでしっかりと学びたい」と意欲を見せていた。


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