05/02
2024
Thu
旧暦:3月23日 先勝 乙 
社会・全般
2012年8月30日(木)9:00

きょう旧盆「ンカイ」/スーパーにぎわう

空港は帰省ラッシュ


旧盆の帰省客が大勢訪れた=29日、宮古空港

旧盆の帰省客が大勢訪れた=29日、宮古空港

 先祖の霊を迎えて供養する年中行事の旧盆が、きょう30日から始まる。宮古では「ストゥガツ」と呼び、旧暦の7月13~15日の3日間行う。旧盆入りを控えた29日、市内のスーパーは仏壇に供える果物や料理の材料を買う人で混雑した。宮古空港には、大勢の旧盆里帰り客が降り立った。


 日本トランスオーシャン航空(JTA)の午後4時宮古着便は、満席となった。

 東京に住む中野セツ子さんは毎年正月と十六日(ジュウルクニツ)、旧盆の3回帰省する。「家族、親戚がそろう旧盆の里帰りは、都会の疲れを吹っ飛ばす。30年東京にいても、いつも先祖を大事に思っている。私は根っからの宮古人」と笑顔いっぱいだった。

 スーパーには肉や紅白カマボコ、花、ナシやスイカ、バナナ、リンゴ、パイナップルなどがそろい、飛ぶように売れた。

 平良安子さん宅は、約10家族が集う本家(ヤームトウ)。「日ごろは仕事が忙しいので、一緒になる機会は少ない。そろって団らんするのが楽しみ。神様には、親戚一同の健康と、お金ももうかるよう願う」と話した。食材は肉や刺し身、果物などをかごいっぱい買った。

 市公設市場の青空市には、神様のつえになるとされるサトウキビも取りそろえた。精肉店では、豚肉が通常の3倍売れた。豚肉を買った60代の女性は「市場の品物は、どれもが地元産で新鮮」と満足そうだった。

 旧盆の初日は「ンカイ」といい夕方、果物や料理を供えて神様を迎える。2日目が「ナカビ」、3日目は「ウフイユー」と称し、夜遅くに神様を送る。焼香する人は、「ナカビ」に集中するという。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月28日(日)9:00
9:00

7269人が地下ダム学ぶ/23年度資料館来館者数

市地下ダム資料館(城辺福里)のまとめによると2023年度来館者数は7269人で、前年度の6706人と比べて563人増加した。新型コロナウイルス感染症の発生以前の19年度の来館者7743人と比較すると94%まで回復している。来館者はリピーターが多く、島外に住む市…

2024年4月28日(日)9:00
9:00

成田-下地島が運航再開/ジェットスター

ジェットスター・ジャパン(GK)は27日、成田-下地島路線の運航を再開した。昨年10月に運休して以来約6カ月ぶり。使用機材はエアバスA320。運賃は片道7490円~5万1390円。再開初日は大型連休スタートとあって多くの観光客らが下地島空港に降り立った。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!