12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
産業・経済
2012年9月1日(土)9:00

32万㌧の生産見込む/12-13年産キビ

豊作型、前期大不作を挽回へ


 2012-13年産サトウキビの生産見込み量が、宮古地区全体で32万2000㌧に上ることが宮古島市と多良間村のまとめでわかった。まれに見る豊作型で、10-11年産の生産量32万4000㌧を上回る勢いだ。順調な生育ぶりに行政や製糖工場は33~35万㌧の可能性もあると口をそろえる。前期、復帰後最低の生産量となった20万2000㌧から一転、宮古地域の経済を支える基幹作物の回復はほぼ確実だ。


 生産見込み量32万2000㌧は7月1日現在の第1回生産量調査の結果。伊良部島を含む宮古島市全体の生産見込み量29万8000㌧に、このほどまとまった多良間村の2万3000㌧を加えると、2年ぶり30万㌧の大台に達する。

 製糖工場によると、今期サトウキビは年末年始の低温や日照不足の影響を受けたが、梅雨時期の適度な降雨で回復した。このほど接近した台風14、15号による塩害も最小限の被害に抑えられているという。

 製糖工場は「非常に順調な生育状態。茎数は少なめだが、茎長は平年値以上で太さもある」などとし、今後の気象条件次第ではさらなる増産も期待できることを強調した。

 地区別生産見込み量は▽平良8万1500㌧▽城辺9万998㌧▽下地3万7000㌧▽上野3万879㌧▽伊良部5万8244㌧▽多良間2万3367㌧-となっている。

 10㌃(約1反)当たりの平均収量は平良、下地、伊良部が7㌧台、多良間は8㌧に達している。

 前期大不作に見舞われたサトウキビだが、気象条件に恵まれている今期は33~35万㌧の可能性もあり、生産農家をはじめとする糖業関係者の期待は大きい。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!