12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
社会・全般
2012年9月8日(土)9:00

家具の転倒防止防ぐ/西中自治会

地震に備え高齢者宅に


家具転倒防止の金具を防災組織の役員が取り付けた=7日、城辺字西里添の民家

家具転倒防止の金具を防災組織の役員が取り付けた=7日、城辺字西里添の民家

 西中自治会自主防災組織(友利盛三郎会長)は7日、一人で住む老人世帯や高齢者世帯を訪れ、タンスなどの家具に転倒防止用の金具を取り付け、地震などの災害に備えた。


 同自治会は今年5月に、宮古島市では初となる自主防災組織を立ち上げた。災害発生時には、自治会の相互扶助の精神を発揮しながら救難活動を展開する防災計画も策定するなど、万が一の災害に地域ぐるみで備えている。

 出発式が西中公民館であり、友利会長は「集落には一人暮らしの高齢者が多い。市の防災危機管理係とも相談し、地震のときに家具が転倒しないよう防止金具を取り付けることにした」と目的と経緯を説明した。

 2011年3月に起きた東日本大震災の被害者のうち、約3~5割が家具の転倒などでけがをしたといわれている。

 出発式に参加した市防災危機管理係の川満秀海主幹は「転倒防止金具は有効な減災対策。西中の活動から宮古全体に広がってほしい」と期待した。

 最初に転倒防止金具を取り付けてもらった80歳の男性は「娘たちは平良に住んでいて一人暮らしなので、これで安心できる。とてもありがたい」と話した。

 この日は11軒に転倒防止金具を取り付けた。西中集落の世帯数は約70世帯で、このうち70歳以上は約60世帯。自治会ではこの60世帯に家具転倒防止金具を順次取り付けていく。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!