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産業・経済 社会・全般
2010年7月8日(木)18:16

台風に強い地域づくりへ/電線地中化 全延長4・39㌔

電線を通すパイプを埋設する工事が行われている

電線を通すパイプを埋設する工事が行われている

マクラム通りで急ピッチ
 国の緊急経済対策で採択された県道高野西里線(マクラム通り)の電線共同溝工事が急ピッチで進められている。平良港から北給油所まで600㍍の区間で事業費は約6億円。年内の完了を予定している。現在、宮古地区で共同溝事業が実施されている全延長は4・39㌔(両側計8・78㌔)。今後、電気や電話、テレビ放送用線などを順次入れ、電柱を撤去する。
 
 道路の共同溝事業は電柱880本が倒壊し、2万1400世帯が停電した台風14号(2003年)の被害を契機に、住民の強い要望を受け05年にスタートした。

 
 現在までに平良城辺線の第三給油所前~JA宮古地区本部の1・82㌔(両側計3・64㌔、事業費10億1000万円)で完了。第三給油所~サンエー前の0・93㌔(同1・86㌔、同5億7800万円)でもほぼ終わった。
 
 街路では旧下里公設市場~旧北市場前までの0・67㌔(同1・34)が今年度中の完了を予定。下里東線の0・37㌔(同0・74㌔)は終わった。
 共同溝事業は①安全で快適な空間②台風被害の軽減・都市災害の防止③都市景観の向上-を目的とする。
 電線の収容で電柱が無くなるため、災害に強いだけでなく、快適な道路空間が創出されるなど利点が多い。
 電線共同溝事業は、11年度はパイナガマビーチ沿いの国道390号に入る予定。


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