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社会・全般
2012年10月18日(木)9:00

生鮮食品 品切れ/多良間村

フェリー8日間欠航/台風21号の影響


台風21号の影響で生鮮食品コーナーの陳列棚はがら空きになっている=17日、多良間村内のスーパー

台風21号の影響で生鮮食品コーナーの陳列棚はがら空きになっている=17日、多良間村内のスーパー

 【多良間】台風21号の影響で平良と多良間を結ぶフェリーは17日も欠航し、船で運ぶ生活物資が8日間、届いていない。欠航の影響で島では野菜や、肉類、卵、乳製品などの生鮮食品に品切れが出ている。フェリーの運航予定は、17日現在もめどが立っていない。


 Aコープ多良間支店では、陳列棚は空きスペースが目立った。野里雅明店長は「航空便で対応しているが間に合わない状況。ドライ物などのストックもそろそろ少なくなってきている」と対応に苦慮している様子だった。

 50代の主婦は「牛乳がないのが困る。代わりにスキムミルクを利用している。食卓には、缶詰や冷凍食品が増えた。新鮮な刺身が食べられないのが、寂しい」と渋い表情だった。

 フェリーは、島で消費するほとんどの食料品や日用雑貨の他に、牛の飼料も輸送している。

 JAおきなわ多良間支店の担当職員は「飼料の在庫は3日分しかない。ぎりぎりの分量。切らしたら、子牛の発育に影響が出る」と話した。

 多良間海運によると、1週間以上の欠航は、年に1回程度の頻度で起こっている。


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