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産業・経済
2012年10月20日(土)9:00

2億円の販売目指す/島外出荷用カボチャ

植え付けがスタート


カボチャを手入れする川満部会長=19日、下地上地

カボチャを手入れする川満部会長=19日、下地上地

 JAおきなわ宮古地区営農振興センターが取り扱う2012年度産島外出荷用カボチャの植え付けが、始まった。肥培管理を経て、初出荷は来年1月中旬ごろになる。農家数は144戸。出荷は745㌧、2億800万円を目指す。



 JAカボチャ専門部会の川満幸一部会長は今月9日に種をまき、現在、本葉が3枚ほど出た。


 幼いカボチャの側には敷草を敷き、暴風ネットを張った。ネットは、季節風による葉のこすれ傷を防ぎ、生育促進や菌の葉肉への侵入防止に効果がある。敷草は、葉の裏に泥が付着するのを防止して、生育を良くする。病気の予防にもなるという。


 カボチャは昨年、一昨年と、日照不足と長雨に見舞われ、2年連続不作となった。


 川満部会長は「今年こそは、天気に恵まれ豊作になってほしい」と願った。


 カボチャはひところ、宮古の主要作物に成長し、1980年のJAの出荷は2683㌧、6億3200万円に達した。その後、外国産に押されて激減。02年には63㌧にまで、落ち込んだ。そのころ、外国産残留農薬問題が発生。これを期に国内産指向が強まり、増産に転じた。


 07年には県が宮古島市を拠点産地に認定し、復活に弾みが付いた。


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