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社会・全般
2012年11月6日(火)9:00

「自分の命は自分で守る」/県婦人大会参加者が訓練

防災講話や炊き出し


緊急地震速報を受け落下物から身を守るために体をかがめる参加者たち=5日、下地農村環境改善センター

緊急地震速報を受け落下物から身を守るために体をかがめる参加者たち=5日、下地農村環境改善センター

 石垣島東方沖で大規模地震が発生したことを想定した訓練が5日、下地農村環境改善センターで行われた。地震や津波から身を守る方法や避難所での健康検診、健康体操などをマニュアル通り実践した。


 この訓練は宮古島市で開かれている第62回県婦人大会のプログラムで、同日行われた「県広域避難訓練」と連動した取り組み。県内全域から約150人が参加した。

 「強い揺れに警戒してください」-。緊急地震速報の発表を受けて訓練が始まった。

 参加者らは体をかがめて落下物などから身を守った。揺れが治まったところで避難所に避難した。避難者に提供する炊き出し料理は、ジューシーやだんご汁などを作った。

 訓練では石垣島東方沖で巨大地震が発生し、発生から11分後に最大12㍍の高さの津波が宮古島に到達することを想定。防災講話をした市防災危機管理係の川満秀海主幹は「11分の間に公的機関が被災者を救助するのは不可能なので、自分たちの命は自分たちで守ることを啓蒙している」と説明した。

 東日本大震災の発生を受けて、現地の避難所や架設住宅で健康相談をしたという市の保健師は、避難所には絶対に土足では入らないよう注意を促した。靴などに細菌が付着し感染症発生の原因になるという。

 タオルが細菌を媒介する可能性もあるとして「他人のタオルなど他人の物は、使わないことが大事」と話した。避難所では、水分を取って体を動かすことが大切と助言した。


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