12/14
2025
Sun
旧暦:10月25日 仏滅 丁 
環境・エコ 産業・経済
2010年6月20日(日)16:36

県、家畜市場に消毒ヤード/牛競り2カ月連続中止 

口蹄疫侵入防止対策として設置された消毒ヤード

口蹄疫侵入防止対策として設置された消毒ヤード

農家「臨時開催を望む」
 口蹄(こうてい)疫問題で、県内の家畜競りは2カ月連続中止となった。防疫を重視して「やむを得ない判断」(県、JA関係者)だが、肉用牛競り農家は「1日も早い臨時競りの開催を望んでいる」と話し、経済的損失に強い懸念を示している。臨時競りの開催をにらむ県は19日までに、県内の全家畜競り市場に消毒ヤードを設置した。
 
 通常の競り運営なら毎月19日に開催される宮古本島の肉用牛競りは今月も中止。毎月多くの生産農家と購買者でにぎわう市場内は終日閑散としていた。

 
 城辺の60代の生産農家は「大変苦しい状況にある。何より経済的な問題が心配だ。われわれとしては、1日も早く臨時競りを開催してほしいというのが本音だが、防疫も重要だと思う」と複雑な心境を明かした。
 
 県やJAは、臨時競りの開催を見越して県内各地で防疫を強化している。宮古地区では宮古本島と多良間島の競り市場に消毒ヤードを設置。市場に入場するすべての車両に消毒液を噴霧し、口蹄疫の侵入を防ぐ。
 
 ただ、宮崎県の口蹄疫に終息のめどが立たないことから、臨時競りの開催については判断を先送りせざるを得ない状況にある。口蹄疫が侵入すれば現状をはるかにしのぐ経済的損失を被るためだ。
 
 臨時競りのみならず来月競り開催の見通しも立たない県内の家畜競り。生産農家の不安は拡大している。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年12月14日(日)9:00
9:00

新部長に野中さん選出/観光協青年部が臨時総会

宮古島観光協会青年部(西村貴宏部長)は13日、市内の飲食店で臨時総会を開催し、第代青年部長の選出を承認した。新部長には、たびのホテルlit宮古島支配人の野中泰斗さん(44)を選出した。

2025年12月10日(水)9:00
9:00

路線バスが週末無料に/市制施行20周年記念事業

13日スタート、8日間実施   市は9日、市制施行20周年記念として「宮古島生活バス路線利用促進事業」を実施すると発表した。同事業は島内を運行する路線バス7路線を週末など計8日間を無料とする。市役所で記者会見した市企画政策部の石川博幸部長は「この機会…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!