12/13
2025
Sat
旧暦:10月24日 先負 丙 
社会・全般
2012年12月2日(日)9:00

笑顔カレンダー完成を発表/うむい宮古島

福島視察も報告/藤井会長が協力に感謝


「笑顔カレンダー」の完成発表会と福島視察報告会に参加した市民ら=1日、平良港ターミナルビル

「笑顔カレンダー」の完成発表会と福島視察報告会に参加した市民ら=1日、平良港ターミナルビル

 東日本大震災と原発事故により甚大な被害を受けている福島の子どもたちを、保養のために宮古島へ招く資金造成のため、市民グループ「うむい宮古島」(藤井一郎会長)が作成した「笑顔カレンダー」の完成発表会と同会メンバーによる福島視察報告会が1日、平良港ターミナルビ2階研修室で行われた。


 報告会で藤井会長は「社会に貢献しようと笑顔カレンダー作りに取り組んだ。こうして完成できたのはカレンダーに掲載された笑顔の人たちと、協力してくれた人たちのおかげ。本当に感謝している」とあいさつした。

 同会が作成した「笑顔カレンダー」とは、日付の部分がメッセージと日付を記した用紙を持った市民らの笑顔の写真365枚で埋められた月めくりタイプ。

 10月から市内スーパーやイベント会場などで来場者に参加協力を呼び掛けたり、宮古高校生徒会に協力要請を行うなどして完成した。

 売上げは、すべて福島の子どもたちを宮古島に保養招待するための費用に活用される。

 また、保養プロジェクトの実施に向け、メンバー5人が10月末に被災地の現状や支援ニーズなどを確認する目的で福島県二本松市の視察を実施した。

 視察報告では、食品の放射能測定活動などを行っている「TEAM二本松」理事長で幼稚園を経営する佐々木道範氏や幼稚園に子どもを預けている母親らから話を聞いた様子をDVDで上映した。

 DVDでは日々、放射線量を気にしながら食べ物や遊びにも規制を強いられている小さな子どもたちを思う存分遊ばせたいと涙ながらに訴える姿が紹介された。

 上映後は、視察メンバーが感想を発表し、保養プロジェクトの成功に向け気持ちを新たにした。

 カレンダーの価格は1部500円。今回の完成発表・視察報告会場で販売するほか、沖縄教販宮古店、ブックスきょうはん宮古南店、正文堂、シネマパニック宮古島、うむやすみゃあす・ん診療所などでも販売している。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年12月10日(水)9:00
9:00

路線バスが週末無料に/市制施行20周年記念事業

13日スタート、8日間実施   市は9日、市制施行20周年記念として「宮古島生活バス路線利用促進事業」を実施すると発表した。同事業は島内を運行する路線バス7路線を週末など計8日間を無料とする。市役所で記者会見した市企画政策部の石川博幸部長は「この機会…

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!