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産業・経済
2013年1月18日(金)9:00

競り販売額は5887万円/12年漁協魚類

前年比14%減 漁業者の高齢化など影響


 宮古島漁協魚類競り市場の2012年の販売額は5887万円で、前年の6881万円と比べ994万円(14%)減った。販売量は同比17㌧(17%)減の84㌧。平均キロ単価は767円となった。


 同市場の販売額は、年々減少傾向にある。漁協は要因に漁業者が高齢化して出漁日が減ったことや、辞める人もいることなどを挙げた。

 天候との関連では「12月に天候不良が続き、水揚げが減った。値段が上がる年末の天気が良ければ、売上はもっと増えたと思う」と話した。

 今後の課題には、後継者の育成確保や地元産魚介類の消費拡大-を示す。

 同漁協の競りは、午前7時30分から始まる。競りに上場される魚介類は年間を通すと約90種類に上る。

 平均キロ単価の上位1位はイセエビの1851円、2位クロマグロ1789円、3位がアカジンの1560円。マクブ1438円、アカマチ1108円、ミミジャー1015円、ミーバイの1069円なども高かった。

 販売量が最も多かった魚種は、ブダイで12・1㌧。次いでシビマグロ9・6㌧、3位が青マチ4・7㌧の順となった。

 販売額は多い順にブダイ980万円、アカジン603万円、青マチ447万円-と続いた。

 漁協に水揚げしている漁師たちの漁法は▽潜水▽パヤオ▽追い込み▽石巻落とし-などが主に行われている。

 潜水で取る魚種はブダイやメバル、アカジン、マクブ、マブユと多彩。追い込みがブダイやタマン、パヤオではマグロやカツオ、シイラ、石巻落としでは、マチ類を取っている。


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