12/13
2025
Sat
旧暦:10月24日 先負 丙 
産業・経済
2013年2月13日(水)9:00

同時に5作業こなす/キビ株出管理機

利用は収穫後速やかに


葉殻(ぱーがら)除去や株ぞろえ、除草剤、農薬、肥料散布が同時にできる株出管理機=12日、上野宮国

葉殻(ぱーがら)除去や株ぞろえ、除草剤、農薬、肥料散布が同時にできる株出管理機=12日、上野宮国

 サトウキビの収穫と並行して株出管理機が各地の畑で稼働している。葉殻(ぱーがら)除去や株ぞろえ、除草剤、農薬、肥料散布の五つの作業が同時にできる優れものだ。県宮古農林水産振興センター農業改良普及課は「株出管理は収穫後速やかに」と呼び掛けている。


 早期管理がなぜ良いかの一番の理由には、葉殻を除去することで株元に光が当たり萌芽を促進する効果を挙げる。株元に肥料を与え、かん水すれば萌芽力がさらに向上するとも助言。早期の土壌害虫防除や雑草の発生を抑制する除草剤の散布も欠かせないとする。

 農業関係者らは、農家の一部に萌芽の状況を見てから機械管理を依頼する農家がいるが、それでは遅いと指摘。株は出るとの前提で早めに管理した方が有利とアドバイスする。管理が遅れると、萌芽率が低下するという。

 「しろう農園」の砂川元さんは12日、宮国の畑で株出管理作業を行った。1時間当たりの処理面積は15㌃。複数の作業を一気にこなすのは機械ならではの業だ。10㌃当たり4000円で受託している。約1カ月間で10㌶処理した。

 最近はベイト剤や誘殺灯の効果でほとんどの畑で株が出るようになり、株出栽培面積が急増した。一方で、管理が行き届かず雑草が伸び放題の畑が見られるなど新たな課題が浮上。管理機の利用普及が同課題に対処しキビの増産につながるとみられている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年12月10日(水)9:00
9:00

路線バスが週末無料に/市制施行20周年記念事業

13日スタート、8日間実施   市は9日、市制施行20周年記念として「宮古島生活バス路線利用促進事業」を実施すると発表した。同事業は島内を運行する路線バス7路線を週末など計8日間を無料とする。市役所で記者会見した市企画政策部の石川博幸部長は「この機会…

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!