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産業・経済
2013年2月14日(木)9:00

アーサ収穫本格化/大浦湾で養殖

「好天で上質の出来」


取れたての養殖アーサを陸揚げする池田さん=13日、平良大浦漁港

取れたての養殖アーサを陸揚げする池田さん=13日、平良大浦漁港

 今月から養殖アーサ(和名ヒトエグサ)の収穫が、平良大浦湾の養殖場で本格化している。養殖している西原漁業研究会(仲間正宗会長)会員で生産者の池田博次さん(60)は13日、「今期産のアーサは好天に恵まれ、前期産と比べて成育は良好で長く伸び、上質の出来」と太鼓判を押し、宮古島漁協に搬出していた。


 同会は、2007年に養殖アーサの試験生産を開始。その後、漁業権更新の際に大浦湾で特定区画漁業権が取得されたことから、本格的な養殖アーサ生産に着手した。

 今期養殖に使ったノリ網は、昨年の80枚より枚多い100枚を張った。網1枚の長さは18㍍、幅13㍍。各網にはびっしり生えたアーサが青々と育ち、船上から特殊な機械を使って網を巻き上げながら収穫した。

 この日収穫したアーサは約150㌔で、乾燥後は3分の1ほどの重量になるという。今期産の全収穫量は2月に確定する予定。収穫は3月中旬まで続く。


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