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社会・全般
2013年2月15日(金)9:00

女性ダンプ運転手が奮闘/多良間村

池原さん「長年の夢かなう」


左から伊良皆博さん、渡口達也さん、池原さん、渡口球七さん=13日、多良間村塩川

左から伊良皆博さん、渡口達也さん、池原さん、渡口球七さん=13日、多良間村塩川

 【多良間】製糖期で活気づく多良間村。サトウキビを積むダンプカーの運転手として働く紅一点の女性が注目を集めている。池原美由紀さん(48)だ。「農家の汗の結晶であるサトウキビの運搬作業の手伝いができるのがうれしい」と充実した日々を送る。


 6人兄弟の中で、女一人で育った美由紀さん。「小さいころから兄や弟たちが、運送の仕事をしているのを見てきて、自分もやってみたいと思っていた」

 21歳の時に宮古島に住む夫弘勝さんと結婚し、会社勤めをしながら子育てを頑張った。息子2人は、学校を出て就職。子どもが親元を離れたのを機に昨年、夫の理解を得て大型2種免許を取得した。

 「ダンプの運転手として、働きたい」。運送会社を経営する兄の渡口直和さんに頼むと、すぐに聞き入れてくれて長年の夢がかなった。

 仕事は早朝8時から、始まる。キビ畑と製糖工場をピストン往復し、多い日で午前中に6台を運び込む。「仕事は安全面に一番気を遣う。ダンプの運転手は体力を必要とするが、重労働ではないので女性にもできる」と自信を見せた。

 「自分は、おてんばの性格」と話す美由紀さん。「次はバスの運転手に挑戦したい」とますます夢を膨らませる。

 宮古地区トラック事業協同組合によると、ダンプでサトウキビを運搬している運転手は、宮古本島内が114人、多良間が10人。その中で女性は、池原さんだけだ。


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