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教育・文化
2013年2月24日(日)9:00

藤間帯凰さん師範に/藤間流凰太郎会

新名取3人誕生



師範免許に合格した藤間帯凰さん(中央)と新名取の藤間藍菊さん(左)、藤間凰泉さん(右)=23日、本社

師範免許に合格した藤間帯凰さん(中央)と新名取の藤間藍菊さん(左)、藤間凰泉さん(右)=23日、本社

 日本舞踊藤間流凰太郎会(平良下里、藤間凰太郎代表)の藤間帯凰さん(本名・奥平まり)が12日に東京都南麻布の藤間流家元で行われた教授(師範)免状試験に合格した。凰太郎会では9人目の師範誕生で、帯凰さんは「応援してくれた先生や先輩方、両親に感謝したい」と喜びを話した。また、藤間藍菊さん(同・源河侑希)と藤間凰泉さん(同・平良久美子)、藤間凰麗さん(同・我如古麗)の3人は名取試験に合格し、藤間勘右衛門歌舞伎役者(尾上松緑)四代目から免状が交付された。



藤間凰麗さん

藤間凰麗さん

 帯凰さん、藍菊さん、凰泉さんの3人は23日、宮古毎日新聞社を訪れ、合格と免状を交付されたことを報告した。


 師範に合格した帯凰さんは、9歳のころから日本舞踊を習い始め、19歳で名取免状を取得した。今回の試験に向け、1年半前から師匠の藤間凰太郎さんと一緒に稽古に励んできたという。


 試験では基本と間の取り方に気を付けて、課題の「歌舞伎踊り」「関の小万」「槍奴」の3曲を家元の前で踊った。


 師範は、日本舞踊の技能や指導力が備わっていると認められ、踊りを教えることができる。帯凰さんは「これからも稽古に励みたい」と抱負を語った。


 新名取の藍菊さんは宮高2年生。初挑戦で合格を果たした。「試験は緊張したが、一つ一つの動作や目線に注意して踊りました」と話した。


 凰泉さんは「これからも踊りを通して人生を豊かにしていきたい」と語った。


 2人は新名取の証である免状と扇子、芸名が書かれた表札、藤間流の紋が入った杯を手に、改めて稽古に精進していくことを決意していた。


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